第二報道部オフサイド日記

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日刊スポーツ速報

過去15度の花園歴代最多優勝を誇る秋田工が327東海大静岡翔洋を下し、2大会ぶりの3回戦進出を決めた。同歴代最多勝利数を「136」に伸ばした。

秋田工が試合開始早々に主導権を握った。前半5分。FB黒沢航希(3年)が先制トライを奪い、チームに勢いを与える。同16分にペナルティーゴールで追加点を挙げ、その後は3連続トライ。200で前半を折り返した。後半開始直後にはゴール前ラックから最後は再び黒沢が左中間にトライ。2試合連続2トライの大活躍で、「花園で年越し」に大きく貢献した。黒沢は「少しでも仲間たちと一緒にラグビーができる喜びをかみしめたい」と語った。

伝統校としてのプライドがある。花園出場70度、同優勝15度はともに全国最多だ。SO鈴木颯太主将(3年)は言う。「伝統のあるチームで戦えることに誇りを持っている。プレッシャーも感じることもあるけど、良い物を背負っている」。次戦は来年11日、西の名門・東福岡と対戦する。「前に出るディフェンスとアタックに磨きをかけ、もう1回、メンタリティーを引き締めて臨みたい」と意気込んだ。チーム目標であり、東北勢として10大会ぶりとなる「花園8強」を狙う。