第二報道部オフサイド日記

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秋工 元旦の3回戦進出へ

全国高校ラグビーフットボール大会3回戦

12月30日 花園第三グランド

秋田工業32-7東海大静岡翔洋

(前半20-0・後半12-7)

 

秋田のラグビーフアンにとっては、お正月の楽しみを与えてもらった。

5年ぶりに2回戦に挑んだ静岡代表の東海大静岡翔洋は、2年前0―68で大敗した秋田工に、7―32でリベンジこそ果たせなかったが、ラスト1プレーで意地のトライを決め、一矢報いた。

 勝敗は決していたが、後半30分に主将のNo.8名取稜太郎(3年)を中心に「モールで1本は返す。全体で押そう」と、何度もつぶされたラインアウトモールを敵陣深くで再チャレンジ。押し返されそうになりながらも気持ちで押し切った。

 2年前も出場していた名取は、「まだまだ差を感じた」と、悔し涙を流しながらも、前回はできなかったトライを奪えたことに、「こだわってやってきたモールが全国でつうようすることを来年の子に残せた」と、胸を張った。津高監督も「負けましたがけどスカッとした」と、健闘をたたえた。

<日刊スポーツ速報より>

過去15度の花園歴代最多優勝を誇る秋田工が327東海大静岡翔洋を下し、2大会ぶりの3回戦進出を決めた。同歴代最多勝利数を「136」に伸ばした。

秋田工が試合開始早々に主導権を握った。前半5分。FB黒沢航希(3年)が先制トライを奪い、チームに勢いを与える。同16分にペナルティーゴールで追加点を挙げ、その後は3連続トライ。200で前半を折り返した。後半開始直後にはゴール前ラックから最後は再び黒沢が左中間にトライ。2試合連続2トライの大活躍で、「花園で年越し」に大きく貢献した。黒沢は「少しでも仲間たちと一緒にラグビーができる喜びをかみしめたい」と語った。

伝統校としてのプライドがある。花園出場70度、同優勝15度はともに全国最多だ。SO鈴木颯太主将(3年)は言う。「伝統のあるチームで戦えることに誇りを持っている。プレッシャーも感じることもあるけど、良い物を背負っている」。次戦は来年11日、西の名門・東福岡と対戦する。「前に出るディフェンスとアタックに磨きをかけ、もう1回、メンタリティーを引き締めて臨みたい」と意気込んだ。チーム目標であり、東北勢として10大会ぶりとなる「花園8強」を狙う。