花園をかけた全国高校ラグビー大会秋田県予選の準決勝2試合が、時折冷たい雨が降る寒い中、秋田市八橋のあきぎんスタジアム(八橋球技場)で行われた。
準決勝第1試合
秋田工業対金足農業戦は金足農業が開始早々から激しいタックルで秋田工の展開ラグビーを抑え、秋工に反則を再三誘い、攻守に素晴らしいプレーを見せたが、秋工が前半20分ごろから、自分たちのプレーを見せ始め、2トライと難しい位置からのゴールも2つ決め、14対0で秋工リードで前半を終えた。
後半は、秋工らしいフォワード・バックスが一体となったオープン攻撃とフォワードが前半と見違えるプレーで金足農業を突き放し、金足農業を無得点に抑えた。
金足農業のフォワードは、秋工の突進を素晴らしいタックルでよく止め、健闘した試合だった。
続く準決勝第2試合は男鹿工業対秋田中央。
男鹿工業は秋田中央の重量フォワードに果敢にタックルし、点差は開いたものの、最後まで秋田中央に食らいついた。特に後半終了間際には、秋田中央のディフェンスを隙間を抜いて2つ目のトライかと思われたが、ボールはインゴールをころがり、レフリーの判定は確実にボールを着地と認められず痛恨のノックオンになり、前半の1トライ・1ゴールの7得点で涙をのんだが、なまはげの意地を見せ、秋田中央を後半1トライ・1ゴールの7点に抑え粘った。男鹿工業は持ち味のハイパント攻撃から突破口を開く攻撃。秋田中央の壁は厚かったが、第1試合の金足農業同様にディフェンスでよく健闘した試合だった。