第二報道部オフサイド日記

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あの日・あの頃(医療編)


<24年前の工藤先生>

<現在の工藤先生>


24年前の新聞の「秋田のお医者さん」シリーズ物だ。
「地域医療を担うマンパワー新潟大学出身編
工藤進英先生は新潟大学出身で、新潟大学から秋田赤十字病院に来られ,現在は横浜市昭和大学におられる。次の記事は秋田赤十字病院時代のものだ。

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「ポリープをポロリ」
秋田市、秋田赤十字病院のレントゲン室。第二外科部長の工藤進英医師(38歳)(新潟大昭和48年卆)は、真っ暗な中で、大腸内視鏡をのぞきこんでいた。
「ポリープだ」・・・・ポリープは皮膚や粘膜が、キノコのように盛り上がったもので、胃や腸にできた場合、前がん状態として除去が必要とされる。
工藤医師は、直径1センチほどのポリープに金属製のスネアを引っかけ、根本でしばると、「エイッ」とばかりに高周波電流をかけた。ポリープはポロリと取れ、治療は10分余りで終了した。大腸は長さが1.5メートルもあり、内視鏡による検査は普通1時間前後かかり。かなりの苦痛を伴う。今、大腸内視鏡を10分以内で済ませるのは5人もいないと言われ、工藤医師は日本のトップレベルだ。
「食事の洋風化で大腸がんは増える一方。大腸ポリープは、50代の人の30〜40%の人にあり、内6〜7割はガン性です。ただ、早期発見で摘み取ればほぼ100%完治します。その意味で、大腸内視鏡検査は重要なのです」という。(以上原文のまま)
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※これは24年前の新聞記事だ。その頃から工藤先生は大腸内視鏡の全国トップレベルだったのだ。今では、大腸内視鏡検査数は13万件を超える。