秋田から世界へ〜「医療立県」
秋田を変えようと一昨年、県民と一緒に考える秋田の研究会として立ち上げられた「秋田変身力会議」の第2回変身力研究会が12月4日、講師に昭和大学医学部 工藤進英教授を迎え、秋田市のサンパル秋田に会員と一般市民ら100名余りが参加して行われた。
工藤教授は、大腸がんのメカニズムや、わが国の世界における大腸がん研究の位置付けから、秋田の医療立県構想について1時時間半に渡って講演した。
この模様は12月4日の秋田朝日放送のテレビニュースでも放送された。
現在、秋田の総合病院は医師不足に悩んでいる。しかし、都市部では医師数は充足している。
秋田の高校生に医師を目指して勉強して欲しいと、出身校の秋田高校でも講演を続けている。
教師の息子は教師、警察官の息子は警察官、医師の息子は医師という感覚を打破してもらいたいと語る。
秋田の豊な自然と観光を医療・産業に結び付ける構想についても興味がわいた。「世界から秋田へ・秋田から世界へ」と掲げる。 やはり、「世界の工藤」だ!
会場には、工藤教授の中学時代の同級生ら数名も訪れ、熱心に聞き入っていた。
工藤教授は、新年早々の1月7日には、秋田県潟上市の中学生を対象に講演会も予定されている。