第二報道部オフサイド日記

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秋田県 仙北市 大腸がん撲滅の取り組み

11月21日(日)、晴れ渡る秋田県の小京都 角館町仙北市 大腸がん撲滅キャンペーンイベントとして秋田県刈和野出身の昭和大学医学部教授 工藤進英先生の講演があり、国立がんセンター斎藤博研究部長とスペシャルゲスト 俳優の大腸がんと膀胱がんになり快復した黒沢年雄さんと、バルセロナオリンピックの水泳平泳ぎの金メダリスト岩崎恭子さんを迎え、会場の角館交流センター多目的ホールは立ち席も出るほどの聴衆であふれた。

秋田県は毎年、がんが全国一、10年後には日本人全体のがん罹患数が大腸がんが1位になることが予想されている。


仙北市の公立角館病院に大腸内視鏡検査設備を設置。昭和大学医学部より工藤進英先生の門下生が大腸がん検査にあたっており、北秋田市田沢湖地区・角館地区・西木地区)では大腸がんのメカニズムについて市民に無料で研究大腸がん検診をしてもらい、原因追求を行っている。今度、大腸がんの研究検診と集団検診は大仙市にも拡大する予定。

大腸がんになる原因は、まだはっきりしないが、ストレスと運動不足も否めない。タバコや酒の飲み過ぎも悪いと、国立がんセンターの斎藤部長。なぜ、北東北に大腸がんが多いか? 研究中だ。黒沢年雄さんは「がんは、なるものはなる。ならないものはならない。好きなものを食べ、好きなことをしている」とユーモアたっぷりで話し、聴衆を沸かせたが、運動は欠かさないという。

自覚症状が出てからでは遅い。40歳過ぎたら定期検診で早期発見をと、呼びかける工藤進英先生。
パネルディスカッションでは、岩崎恭子さんに工藤進英先生が「集中力」について質問する場面もあった。水泳の集中力と、大腸内視鏡検査の集中力は共通しているのだろう。