今年の正月3が日は秋田らしからぬ雪の無い穏やかな天気で関東地区の様だった。
6日間の年末・年始の休暇は殆どがテレビを見ながらのごろ寝。
そのうち半分は花園での高校ラグビー観戦。
ただし、元旦の夕方からは、そうはいかなかった。
同じテレビを見る中で能登半島地震で我が家の地区も津波注意報で、いつ避難指示が出るかわからずに落ち着かない一夜。
夕方には大好きな番組「笑点」のお正月特番を見ていたが第1報の地震速報は、津波の心配はありませんだった。その後、間もなく第2報は大津波警報「逃げろ!」の表示。
NHKにチャンネルを変えたら、NHKの女性アナウンサーが大声で「逃げろ!」と叫んでいる。
各テレビ局はお正月の娯楽特番を中断して地震速報に切り替わった。
我が家は秋田港のすぐ目の前、海抜2メートル。避難指示が出たらワンコとともに妻の実家に避難を覚悟して待機した。
これが、実際に避難指示が出たら、何を持ち、どんな行動をしたら良いのか戸惑ったに違いない。
近所の人は避難の気配が全くない。町内には消防車の巡回で「津波注意報が出ているので注意をしてくださいと」の声がかすかに聞こえた。窓を閉めているのでスピーカーからの声がはっきり聞こえないのだ。
しばらくして午後9時には民放がお正月番組に戻った。ただしTBSは9時になっても地震速報だった。
朝日放送にチャンネルを変えた。午後9時から、これまた大好きな「相棒」の元旦スペシャル始まった。
地震速報のテロップと同時放送。ところが、犯人がわかり、事件解決でもうすぐ番組が終わろうとしていた矢先に能登半島に再び大きな地震が発生して地震速報に切り替わり、最後まで放送されなかった。
結局、2日の朝までテレビをつけっぱなしで地震速報を見守った。
秋田市は昨年7月と9月に大雨で浸水地域があり、被災者の話だと、あっという間に家の中が浸水してきたという。
2階建ての人は2階に避難したという。平屋の人はどうしたのか?
まず、高台の安全な場所に逃げなければならない。
これが、同じ浸水でも大雨と地震との違いだと思う。
日頃、避難の心がけをしておかなければならない。
私は、かつての大震災以来、車のガソリンは半分になったら満タンにするようにしている。地震で停電になったら、かならず車のガソリンの供給が制限された経験がある。
今回の能登半島地震でも、自家発電のガソリンスタンドで一人3千円までのガソリン販売で長い車の列がニュースで報道されていた
我が家では物置にはガソリン携行缶と、給水タンク、飲料水のペットボトル10本ほどが入っている。停電用の乾電池、反射式石油ストーブ、携帯ラジオなども一応備えてある。
あとは、津波の避難方法だけが課題となっている。
秋田市では昨年の水害で、いまだに不自由な生活をおくっている家庭が多い。
今後は、災害に強いまちづくりが必要だ。
今日は仕事はじめ。今日から正常な仕事が始まる。
元旦の秋田市山王官庁街