第二報道部オフサイド日記

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中待合室にて

病院に行ったら診察の前に狭苦しいスペースの中待合室で次の番を待つことがある。
この中待合室で待っていると診察室でのドクターと患者との会話がつっつぬけで聞こえてくる病院もある。
先日、ある病院に行った時の事である。
私が中待合室で待っていると、診察室ではドクターが患者のCT画像を見ての会話が鮮明に聞こえてきた。胸に腫瘍があるので早急に入院して腫瘍部分を内視鏡で細胞診の精密検査をするとの事だった。
腫瘍と言えば悪性であれば「がん」である。

その患者は診察室から出てきた感じでは50代前半の男性だった。
診察室の声が聞こえるのも問題だが、ドクターからCT検査の結果を説明された患者はどんな気持ちだったろうか。
もし、自分だったら・・・・・・・。
2人に一人は、がん細胞を持っており3人に一人は、がんで死亡する統計が出ている。
がんに立ち向かって戦っている人もいれば、夜も寝れずに悩みこんでいる人もいる。
現実をまのあたりに見た私は考えてしまった。

なによりも検診に勝る予防なし!である。
しかし、検診・検査で初期のがんが見逃される場合もある。
ドクターの画像診断力、読解力で運命が変わるかもしれない。



<CT画像>



<胸部X線画像>