第二報道部オフサイド日記

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韓国の旅 2   医療視察編

秋田空港からの韓国便の隣の席に、韓国に帰る17才の高校生が座った。
日本語がとても上手である。
姉が韓国から秋田大学の教育文化学部に留学して教育者を目指しており、休日を利用して姉のいる秋田に遊びに来た帰りだった。
いろいろと話す事が出来た。彼女の父は以前、新聞記者として日本にいた事があるらしい。
韓国は、めったに雪が積もらないので、雪の秋田は美しいと言う。
秋田で韓国ドラマ 「アイリス」のロケをしたのも理解できる。


韓国の高校生事情について聞いてみた。

日本と比べ、韓国の高校生の大学進学率は日本と比べものにならないほど高い。
朝から夜は午後10時ごろまで学校で勉強するらしい。

一旦、夕食を食べて、再び夜の勉強。
部活動などは夕食の前後にやるとの事である。
大学卒のトップクラスは医師を目指すという。



今回の韓国での最大の目的である医療関係の視察へ向かった。
ソウル市内の私立 建国大学病院である。


理事長は女性で、1級建築士の資格もあり絵も上手だ。
日曜日の休みににもかかわらず、消化器の教授、助教授、看護婦長らが出勤してくれ案内してくれた。

案内してくれたChan Sup Shim教授の専門は胆のう、すい臓などのステント治療の世界的一人者である。


ソウル 建国大学正門
      

建国大学病院
    
1日の人間ドックは約200名という。料金は5万円〜15万円程度。日本と価格差は無い。
歯科検診も含まれ、ドック終了後は、診察室で結果の説明がされる。
ドック以外の一般大腸内視鏡検査も1日約100名と多い。
院内は待合室の天上からトイレまで、細かい気配りが感じられた。


     

現地駐在の日本のオリンパスの社員が胃、大腸の内視鏡検査室を案内してくれた。
ストレッチャー(移動式ベッド)は、電動式だ。
モニターの画面も過去のデーターが映し出されるので、数も多い。
    

日本人の患者も多いらしく、案内板には英語、韓国語、中国語、日本語が表示されている。


    
昭和大学 工藤進英教授(左)と工藤教授の友人である建国大学のChan Sup Shim教授(中央)。


                                         
私も記念に研究ライブのDVDを頂いた。
私はステントは心臓だけだと今まで思っていたが、胆のうすい臓の治療にも出来る事を初めて知った。