雪国には雨が降らなくても屋根に雪が積もれば雨漏りと同じ状態になる場合がある。
屋根の雪は積み重なると底は氷状態になってくる。
特に屋根の勾配が少ない屋根に多い。
その屋根の下の部屋で暖房を使用すると屋根の一部の氷が融けだし、軒先の部分が融けないで軒先の内側に雪の解けた水分が流れずに屋根にたまり、家の中に浸みてくる現象で「すが漏れ（すが漏れ）」という。
軒先の天井にシミ付いたり、ひどい場合は屋根をつたわり天井からボタボタと雨漏りの様に漏ってくる。
こまめに屋根の雪下ろしをすれば良いのだが、そうはいかない。
＜雨漏りと同じように屋内に水分となってたってくる（赤い点）＞
最近は屋根の軒先部分に熱線を入れ、軒先が凍らないようにして防止する設備も出来てきた。
工事価格は一般の住宅で５０〜７０万円程度。１２月〜２月の期間限定の電気使用契約をしたりする。
工事そのものは２日間程度だが電力会社への許認可に若干日数が必要の様だ。
＜屋根に熱線を入れ、作シーズンまでのひどい「すが漏れ」がピタリと止まった知人宅の屋根＞
