第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

街角ウオッチング

夏本番。
秋田市の竿燈まつりまで1週間となった。
竿燈町内や学校竿燈、企業竿燈などでは連日竿燈演技やお囃子の練習に励んでいる。

秋田市は昔、佐竹藩の時代は城下を流れる旭川を境に東の秋田駅側を内町、西の大町・寺町側を外町としていた。
内町は佐竹藩の武士階級の居住地で、外町は職人、町人の区割りだされていた。
そのために、外町の旧町名には 鍛冶職人の 「鍛冶町」、鉄砲職人の 「鉄砲町」、馬市の 「馬口労町」(ばくろうまち)、米の販売の 「米町」、肴(さかな)の市があった「肴町」、お茶さんがあったと思われる「茶町」などの他、お寺が並ぶ寺町などがある。
秋田の馬口労町(ばくろうまち)と同じような町には、東京では「馬喰町」(ばくろうちょう)がある。
秋田では、この外町で竿燈が栄えたのである。かつては竿燈は外町のまつりで、佐竹のお殿様に旧歴の七夕の日にお披露目したとされている。
そのために、竿燈会場では入場が完了すると、各竿燈はお城のあった千秋公園の方向に竿燈の先端を向けて演技が始まるのだ。

竿燈を出す町内のひとつに「馬口労町」がある。この馬口労町は3つに分かれる。
西馬口労町、馬口労町、向馬口労町の竿燈会がある。新町名では旭南(きょくなん)地区の旭南小学校前の通りだ。

<馬の絵柄をあしらった竿燈ちょうちん>
最近、この通りを歩いてみた。気がつかなかった標があった。