昨日は宮城県利府町で開催されている東北高校ラグビー新人大会決勝戦に母校の応援に行った。
往復500キロ、宮城地方の天気予報は晴れ、最高気温11℃だったので、秋田から比べれば暖かいと思った。車中は確かに暖かかったが、グランド空は青空ながら風は冷たく寒い。
しかし、昨日の試合は寒さを吹き飛ばす熱戦。
1部では秋田工業が仙台育英を決勝戦で10点差をつけて優勝。
秋田工業の応援には、父母会、OB会、後援会、そして同窓会の東京支部の東京秋工会・ふるさと応援団の方々も全国選抜大会出場が決まっているのにもかかわらず、応援に駆け付けて、秋田工業の優勝する姿を期待して応援にやって来ていた。
心の中では秋田工業の準決勝の相手、青森北との試合は点数しか見ていない私にとってはフォワードが相当苦しめられられたと思った。
決勝戦前の3位決定戦で盛岡工業対青森北の試合を見た。
青森北のフォワードの体格は予想以上に大きくない。
この青森北との準決勝で苦しんだのならば、決勝戦の仙台育英との決勝戦は相当苦戦を覚悟していた。
しかし、決勝戦で前半、秋田工業が先制トライをあげてからは「これは行ける!」と確信した。秋田工業のフォワードの突進が素晴らしく、スクラムも互角に押した。
準決勝の青森北戦はミスが多く波に乗れず、主力2人が怪我をして決勝戦に欠場した分を残りの選手が奮起したのも勝因につながった。
特にフッカーとナンバーエイトの縦突進がチームを引っ張る姿は目をみはる動きで、チーム全体が昨年秋の新チーム結成以来、大きく成長した姿が感じられ、秋田の八橋のグランドで秋田のラグビーフアンに見てもらいほどの好ゲームであった。
秋田工業には8日後には全国選抜大会がある。
昨日の東北大会優勝が今年度のスタートだ。
後援会の瀬田川会長から優勝の祝福を受ける秋田工業部員
2部では1部にひけをとらない秋田高校主体の秋田高校・秋田南高校の合同チームが岩手の強豪で先の花園出場の黒沢尻北を破って優勝を果たしたことは、秋田県ラグビー界に一つの歴史を刻んだ。