第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

私の高校時代

秋田市は先週末の暖気で雪消えが進むと思ったら、昨夜から再び大雪で雪化粧になり除雪だ。
雪は、もうたくさんだ。

今、県内各地で様々なコンサートが開催されている。
私もミュージシャンのはしくれ。
私の高校の吹奏楽部時代を昭和に戻ってご紹介。
昭和ノスタルジック秋田工業高校吹奏楽部編

題して「フインランディアの思い出」


思い起こせばもう45年以上も前のことである。昭和40年(1965年)入部した我々の時代の秋田県民会館での舞台は最低年4回あった。夏のサマーコンサート、全県吹奏楽コンクール、コンクール後には毎年11月23日の勤労感謝日に定期演奏会、そして3年生を追い出した後には2月に1〜2年生のメンバーによる 秋工、秋高、秋商の三校合同演奏会があった。演奏会の観客の8割は女子高生であり、幕が開くと客席は女子高生の顔、顔だった。
当時の県民会館は2000人の収容で、秋工の演奏会はいつも満席であった。
我々は秋田市内の女子高へのチケットの販売に駆け回り、時には強引に頼み込みながら売り上げ枚数を部員同士で競い合った。
私が1年生の時である。3年生の指揮者 石田康彦さん(現在大館市在住)がシベリュウス作曲の「交響詩 フィンランディア」を合唱付きで定期演奏会で演奏する構想を打ち出した。第10回の記念定期演奏会でもあったからだ。
早速、秋工の川向かいの秋田北高合唱部と、演奏会には数多く来てくれる秋田和洋女子高合唱部と交渉した結果、意外にも両校とも快く承諾してくれた。
我々は「フィンランディア」の合唱との合同練習の時にはいつも心がドキめいた。何せ秋工は男子校である。女子高の合唱部員が秋工に大勢やって来たのだ。  中には中学時代の同級生もいた。
楽譜よりも合唱部の女の子の方へ目が行ったのは言うまでも無い。
秋田県内の吹奏楽コンサートでの合唱付きは当時として画期的なものとなり、観客はもとより、秋工吹奏楽部員、秋田北高、秋田和洋女子高の合唱部員達も感激の大成功であった。
このメンバー達は今、還暦を過ぎている。当時の思い出が心に残っていることを願いたい。
我が家には、この第10回定期演奏会の写真と録音テープが残されていた。
録音テープはオープンリール式のテープなので今、再生機でカセットテープかCDにダビングできる先を探し回っている。


昭和45年の秋田工業高校吹奏楽部第10回定期演奏会秋田県民会館
曲目「交響詩 フィンランディア
秋田北高、秋田和洋女子高合唱部の賛助出演の合唱入り

吹奏楽部員、合唱部員とも当時の1年生が現在61歳、2年生が62歳、3年生が63歳になっている。
当時のコンサートが縁で結ばれたカップルの話は聞いたことが無い。
それだけ当時はみんな純情学生だったのだろう・・・・・・。
懐かしい思い出だ。
この秋工吹奏楽部OB会は毎年開催され、今年は3月12日に予定されている。
当時の思い出に花が咲く事だろう。
このブログを見て、「私もあの時、秋工の演奏会で合唱した」という当時の合唱部の方がおられたら、この上ない喜びだ。