第二報道部オフサイド日記

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我が高校時代の思い出 昭和アーカイブ

昔の事を懐かしく思う年代になりました。
「今、何が欲しい?」と聞かれたら、「青春時代」と答えたいと思います。

私が秋田工業高校吹奏楽部1年生の時、定期演奏会は第10回を迎えました。
昭和40年(1965年)の16歳の時の事です。
当時は冬に1〜2年生による秋田工業・秋田高校・秋田商業の3校合同演奏会が行われ、7月に単独のサマーコンサート、秋の吹奏楽コンクールが終わった後に定期演奏会が行われておりました。当時の秋田高校の吹奏楽部には今の秋田市土崎 神明社宮司 伊藤茂樹さんもトロンボーン奏者としておりました。
私の秋田南中学校時代の1年先輩でもあります。

<現在の土崎神明社 伊藤茂宮司(秋田高校吹奏楽部OB)>

当時の秋田工業の定期演奏会は毎年11月23日の勤労感謝の日と決まっており、勤労感謝の日は、ほとんど好天に恵まれた記憶があります。
第10回定期演奏会の模様は、当時オープンリールで会場の秋田県民会館から録音してもらい、ダビングしたテープをいまだに持っております。当時のテープレコーダーも持っておりますが、ヘッドのゴムがすり減り、回転数が落ちてまともに聞くことが出来ません。部品はもうあるわけがありません。

まして当時は今のようにビデオカメラの普及もしておりません。

今のコンサートは保護者の方々のビデオカメラがズラリと並びます。

私は1年前から、何とかして当時の演奏を再生出来ないものかと、あちこちとお願いしていたところ、CD化してくれるところがありました。意外や意外、私の自宅の近くの音響プロジュースする事務所だったのです。

演奏時間1時間の47年前の演奏のオープンリールのテープを、見事にCD化に成功してくれました。費用は7千円。これを高いとみるか、安いとみるかは、それぞれの価値観の問題です。


<47年前のオープンリール>

 当時は第10回の記念演奏会ということもあって、OBも8名ほど参加してくれました。

そのほか画期的なのは、秋田北高校と秋田和洋女子高の合唱部の賛助出演による交響詩 フンランディアに合唱をつけてくれたことでした。

収録されている内容は次の通りです。

開催日 1965年(昭和40年)11月23日(勤労感謝の日

秋田工業高校吹奏楽部第10回定期演奏会 ・会場 秋田県民会館

<プログラム>

・校歌演奏で幕開き(当時の演奏会は各校とも校歌演奏が恒例でした)

・船木部長挨拶

1部(指揮 石田康彦 当時3年生)

ベルリオーズ作曲 ラコッツイー行進曲

ドホルザーク作曲 交響曲 新世界より第四楽章

シベリウス 作曲 交響詩 フインランディア(合唱付き)

         (合唱 秋田北高校・秋田和洋女子高校 合唱部)

     
交響詩 フインランディアの演奏、バックには2つの女子高合唱部が賛助出演> 


2部 マーチ特集(指揮 山崎幸一 当時2年生)

   ・フランス分列行進曲 ・雷鳴と稲妻  ・星条旗よ永遠なれ

OB合同演奏 ・ミュージカル「南太平洋」 指揮 OB 山崎昭彦

          ・ボサノバ          指揮 OB 黒子征夫

3部 ジャズタイム(司会 古仲朝生 当時3年生)

      ・レッツダンス  ・アンナのテーマ

以上の内容です。

OB会の機会に皆さんに今度是非お聞かせしたいと思っております。

当時、賛助出演してくれた女子高生の合唱部のみなさんも、今は63歳〜65歳。
孫の世話や、親の介護に追われている方も多いと思います。

青春の思い出として残ってくれていたでしょうか。