第二報道部オフサイド日記

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幼少の思い出・懐かしの恩師・感動の同窓会

昨日、私の卒園した秋田市の秋田幼稚園の同窓会が行われた。
「二里会(にりかい)」と呼ばれる。
みんなに「幼稚園の同窓会」と言うと、「えっ!!幼稚園の同窓会?」と言われる。
今年105周年を迎えた秋田で一番古い幼稚園だし、この年齢になって幼稚園の同窓会と言っても、みんなが驚くのも無理も無い。



<現在の秋田幼稚園の職員の皆さんの紹介>
親子3代が卒園生という家族もいる。

私はじめ出席者達は、幼稚園時代のことを結構記憶に残っているようだった。
幼稚園のクリスマスにはお菓子をもらったり、キリスト生誕の劇を必ずやり、役柄に期待を持った。キリストの両親役は主役だ。そのほか羊飼い役、天使役などもある。
秋には収穫を祝っての感謝祭。イースターには絵柄の「ゆで卵」のプレゼントなどもあった。。
秋田幼稚園は教会と併設だったので私は幼稚園卒園後、小学校時代6年間は、毎週日曜日には教会の日曜学校にも通った。

私のところでは私と、兄、姉と、二人の息子の5人が卒園した。
姉は現在、東京で70歳ながら幼稚園の先生をやっている。
私は二里会には久しぶりの出席であった。園長先生からのお誘いが無ければ、出席を迷ったに違いない。
我が家の二十歳を過ぎた二人の息子がお世話になった純子先生や、クニ子先生も出席されている。なんと私の兄弟3人の幼稚園時代の恩師、百合子先生が出席されていた。何十年もお会いしてないのに、私に会った瞬間に名前を呼んでくれ、涙ぐんで私の手を握ってくれた。名前をしっかりと覚えてくれていたのだ。


<私の幼稚園時代の恩師、百合子先生>
お年を聞くと「はちはち」と答えらられた。88歳なのだ。当時は、20代だったはずだ。今回の会に出席された中での最年長だと思われる。耳が少し遠そうだったのと,足が少し弱っていた様だが、お酒も飲まれ、とてもお元気そうである。
又、この会には、私のブログにコメントを頂いている「なおさん」も出席され、初対面でお話も出来た。私のブログを通じての全く見知らぬ人との出会いが、また一人増えた。
ネット社会のいたずらかもしれない。「なおさん」もブログを持っており、私とのネットでの関係も紹介してくれた。
「なおさん」、本当にありがとうございました。
同窓会では現在の幼稚園の全職員の紹介と、出席者からのユーモアあるれるスピーチと続き、予定時間をはるかにオーバーし、司会進行役の先生は、さぞかしハラハラしたに違いない。スピーチが盛り上がり、予定されていたゲームが取り止めになったくらいだった。
会の終わりに感動の場面の幕が上がった。
88歳の私の恩師のスピーチである。先生は「私は足も不自由になり、会に出席しようか、だいぶ迷いましたが、後輩の先生が連れてきてくださり、出席して本当に良かったと思います。教え子にも会う事ができ、神様が許してくれるなら是非、来年も出席させていただきたい」と。
出席者達は百合子先生の言葉に胸が熱くなった。
家に帰れば、お話相手のネコちゃんが待っているそうだ。