第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

緊急版 「心臓病を防ぐ」

この寒い時期になると、さっきまで元気な人がお風呂に入って出てこない。行ってみると風呂場で倒れており、救急搬送しても間に合わない。といったケースが毎日発生している。 いわゆる「急性心不全」というやつだろう。
みんな元気だと思っていても、加齢とともに、血管も老化してもろくなってきている。
今まで、大腸がんの話題が多かったが、底冷えのする時期なので、緊急版として「ポックリ」いかない予防法について書いてみたい。
寒くなると血管が縮んでしまう。そこに急激な負荷が加わると血管が対応しきれなくなるのだ。
冬は,浴室をよく暖める事が大切だ。一般家庭は、トイレ、浴室は暖かい居間から離れている。マンションは別にして寒い玄関の脇にある場合も多い。セントラルヒーティングの家などは少ない。
浴室、脱衣所は暖かくして温度の差を無くすようにして欲しい。温風ヒーターや、電気ストーブなどの配慮が必要だ。
入浴はゆっくりと足からお湯をかけて、急に首まで入らない事だ。半身浴(胸のあたりまで)の入浴が良い。温度は42程度までだ。
飲酒で血流が多い時の入浴は、もってのほかだ。親戚で温泉で飲酒後入浴し、倒れて、そのまま世を去った人もいる。
妻の母は、前日まで元気で翌朝に目を覚まし、布団から起き上がろうとして、そのまま息をひきとった。正月の寒い時であった。
朝に起きて来ないと、寝室をのぞいたら息が無かったという話もよく聞く。
布団から起きる時は急に起き上がらず、布団の中でいくらか体を動かしてからおきあがる。寒い時は、枕元にカーディガンなどの羽織るものを準備して起きる時に着たほうが良い。
又、飲酒して店から外に出る時も要注意だ。飲酒中は店内は暖かいが、急に外へ出ると寒い。そんな時にも心臓に負荷がかかる。まして喫煙したら、さらに悪条件が重なる。

そして寒い時に重い物を持ったり、トイレで力みすぎると、急激に血圧が上がり、要注意だ。今の時期、朝の除雪に張り切りすぎると、とんでもない事になる場合もある。特に薄着での除雪は危ない。
しょっぱい物、辛いものも血圧の大敵だ。