第二報道部オフサイド日記

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高校校長の「ノルマ」


<今朝の自宅前。今シーズン最高の寒さで道路も圧雪だ>


秋田県内の高校校長、一人当たり2求人のノルマ・・・・・今日の読売新聞秋田版だ。高校生の県内就職難の打開策として高校長自ら企業回りをして「2求人開拓」をと、根岸教育長が就職活動に苦戦する高校生達を支援しようと、県内の校長が求人開拓のため企業訪問し、校長自ら企業をに出向き、トップや採用担当者らとひざをつき合わせ2求人のノルマの通達を出したものだ。
「このままでは、未来ある若者たちが行き場を失いかねない」。師走の寒空のような雇用の状況下で、校長達は頭を下げてまわり熱意がじわりと効果をあげているという。
1976年モントリオールオリンピックレスリングで出場の茂木優氏(秋田商業高校OB)は現在、西仙北高校の校長だ。今年6月ごろから企業訪問を開始、県内13社16人と、県外1社1人の就職先を確保した。
大仙市の西寄りに位置する西仙北高校には、秋田市から通う生徒も多い。レスリングなどを通じた自らの広い人脈を使い,企業の社長などに就いている教え子や同窓の友人らを歩く。秋田市や学校の地元を中心に20社以上を訪問した。「ダメで元々。うちの生徒を、なんて無理な事を言うつもりはない。ただ、生徒達を土俵にだけは上げて欲しい」と、まずは採用試験を受けさせてもらえるように説いて回った。
茂木校長は、採用された企業には、1社ずつ直接、お礼を言いに行く。一方で、就職を報告にきた生徒には「嫌なことは必ずある。3年は我慢だ」と心得を説き、まずは就職した会社で一生懸命頑張ってみるよう伝えているという。資格を持つ工業、商業高校に比べ、普通高校の就職は厳しいと語る。
県高校教育科のまとめでは、これまで県内の公立高校長は364社を訪問し、102人の求人を獲得した。就職者がほとんどいない進学校の校長も企業訪問するなど危機感は共有している。11月30日現在、来春の高校卒業予定者の就職率(公務員含む)は、県外の86.4%に対して県内は64%であるが、県外への就職がかなわなかった生徒の「県内転向」も進んでおり、生徒の県内就職支援のさらなるてこ入れが必要になっている。(読売新聞秋田版より抜粋)


秋田県では現在、「キャリアアドバイザー」と呼ばれる高校生の就職支援担当者も連日、悪戦苦闘して県内企業を訪問している。
高校生は、学校側で就職支援してくれるが、大学生の場合は自ら就職先をリクルートしなければならないケースが殆どだ。
大学生は3年生の春から会社訪問、会社説明会に参加したりしている。自分を売り込まなければならないのだ。

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昨夜、大映の昭和33年製作の「忠臣蔵」のビデオを見た。今見ると、かなり難しい「セリフ」だ。若い頃にあの「セリフ」を理解して見ていたのか?・・・・・・・・・・。