第二報道部オフサイド日記

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全県高校ラグビー新人大会最終日


<全県高校ラグビー新人大会閉会式>
全県高校ラグビー新人大会最終日、3位決定戦と決勝戦秋田市八橋球技場で行われていた。
勝戦の秋田中央対秋田工業戦を私は五分五分と予想し、秋田中央のFW対秋田工業のBK勝負と見ていた。
試合が始まるとスクラムを秋田中央のFWが秋田工業を押す。BKの展開は秋田工業は、やや小柄ながら俊足だし秋田中央のBKも力強い。
どちらのFW、BKともしっかりとアタック、ディフェンスをしている。やや秋田工業BKの動きに無駄が多い気もする。
それでも、どちらもチャンスをものに出来ず、前半は0ー0で折り返し、後半は25分過ぎまで一進一退が続く。後半27分、秋田工業が秋田中央ディフェンスにわずかな隙が出た右隅にトライをあげ5対0でリードし、秋田中央はリードされ最後のBK展開を図るが秋田工業の猛タックルにあい得点出来ず、ノーサイド。新人戦とは思えない位の白熱した試合内容であった。
秋田中央は花園予選決勝で敗れた悔しさを再び味わってしまったが,両チームとも東北新人大会Ⅰ部への出場が決まり、来春の熊谷での全国選抜大会への出場チャンスがある。

勝戦に先立って行われた3位決定戦は前日の準決勝でそれぞれ秋田工業と秋田中央に大敗している秋田高と男鹿工業の戦いになった。
秋田高は新チームの部員16名ながら、前日の準決勝の秋田工業戦のノーサイド寸前での1トライをあげた勢いがそのまま3位決定戦にあった。ノックオンやキックミスが多いながらも前へ前へと突進していく。一方の男鹿工業は2回戦での能代工業戦の弱点が準決勝、3位決定戦まで修正出来ず、男鹿工業フアンを落胆させた。男鹿工業は本大会3試合ともFWが全て後手後手になり、マイボールラインアウトのミスも多く自滅だった。来年に向かってFWのスクラム強化とともに走力、筋力アップが急務であろう。「ゼロ」からのスタートでは無く、「マイナス」からのスタートとなってしまった。
東北新人戦2部には秋田高が出場する。来年に向かって東北新人大会に出場すると言うことは3チームにとって大きな収穫でもある。その上、秋田工業は花園出場も控えている。