第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

秋田工業、優勝おめでとう



<閉会式>


<テレビ中継席>



<優勝祝賀会での部員あいさつ>


<優勝祝賀会には、ジャズシンガー「ジョエル」も、種苗交換会のコンサートからお祝いに駆けつけ、「ノーサイド」「ヒーロー」などの歌を部員、父兄の前で披露してくれた>
ジョエルは11月3日、秩父宮ラグビー場での法政大学対関東学院大学の試合前に法政大学の校歌を歌う事になっている。

<決勝戦>        
秋田工業15ー10秋田中央(前半5ー10・後半10ー0)
 秋田工業は4年ぶり62回目の花園出場

先制したのは秋田中央、開始間もなく秋田工業がゴール前でペナルティーゴールのチャンスが訪れたが失敗、秋田工業側にいやな雰囲気が漂った。秋田中央は前半9分にCTB鈴木大将が先制トライ。前半19分には秋田工業の反則からペナルティーゴールを決めて10対0。秋田中央はFW戦にこだわった。前へ前と波状攻撃に必死のタックルでしのぐ秋田工業。
前半は、パスをすべくところでキックをしたり、ノックオンなどで得点チャンスをものに出来ず、リズムに乗れない秋田工業。一方の秋田中央はチームカラーのBK展開ではなく、徹底的に「これでもか、これでもか」とFWがモールで秋田工業を押し込み秋田中央が優位に試合を進める。
流れが変わってきたのは、前半終了間際に秋田工業WTB南波がトライをとってからだ。
後半、ようやく秋田工業の動きが良くなってきた。ここで秋田工業側は「いける!」と思ったに違いない。
後半12分過ぎ、秋田工業はマイボールラインアウトから今まで秋田中央に押されていたモールを押し返し、トライを決め同点に持ち込み波に乗ってきた。4分後にはWTB三浦(1年)がトライし15対10と逆転。その後は秋田工業の攻撃が続く。秋田中央BK陣の足が止まってきたのがわかる。パスが通らない。秋田工業のタックルがよみがえってきたからだ。結局、そのままノーサイドの笛が鳴った。

勝戦の秋田工業は怪我人、インフルエンザ患者もゼロのベストメンバーで臨んだ。
インフルエンザ感染予防のためラグビー部員の電車通学の禁止もした。南秋田、男鹿方面からの通学者は父兄が車での送り迎えの協力体制を敷いた。
勝戦の土曜日は学校が休みだが、全員振替出校日と船木校長の「粋な計らい」もあり、この日は1時間目の授業のあと、2時間目は急きょ全校応援練習、その後八橋球技場へと全校生徒は向かった。
いままで無かった光景が試合前にあった。それは秋田工業選手が試合前に応援団の前に整列して挨拶したのだ。それを見た秋田中央も応援団前に並んだ。
秋田工業の全校応援が彼等を奮い立たせた。
試合終了後に応援団の前に並ぶのは通例だが、今年の様に決勝戦前に応援団の前に並んで挨拶したのは初めだ。