第二報道部オフサイド日記

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休日の鍋奉行

秋田県に台風18号が接近する前日の7日は、くもり空ながら穏やかな天気だった。
そんな中、職場対抗の野球大会が「こまちスタジアム」に隣接するグランドで行われた。「こまちスタジアム」がパノラマの様に背に広がる。「こまちスタジアム」でプレーしている気持ちになる。私の野球大会の役目は投手でも捕手でも打者でも審判でもない。昼食の「きりたんぽ鍋」のゼネラルマネージャーだ。

野球大会の昼の食事は秋田名物の「きりたんぽ鍋」と自ら決めた。若い連中は「きりたんぽ」など食べる機会が無い。50人分の食材、飲み物の仕入れから鍋の仕込みまで「鍋奉行」の私が一人で一気に引き受ける。「きりたんぽ」を美味しく食べるコツは出汁をあまり多くせず、足していく事と、食べる寸前に「きりたんぽ」や、せり、ねぎ等の野菜を鍋に入れ、煮込み過ぎない事だ。(若い子でも野菜は煮込んだ方が好きだと言うのもいが・・・・) 直径50センチほどの大きな鍋に煮込むのは豪快だ。出汁に、ごぼうを入れて煮込みだすと周りに「ぷーん」といい香りが漂いはじめてくる。出汁が沸騰してくれば、もう完成までは早い。大きい鍋に鶏肉、舞たけ、糸こんにゃく、ねぎ、せり、きりたんぽと放りこんでいく。鶏肉は、なにも比内地鶏でなくても十分美味しい。みんな「美味しい×2」と、「おかわり」をしてくれた。「きりたんぽ」が少なくなってきた頃には出汁を足して「うどん」を煮込む。これまた美味しいのだ。鶏の出汁の味が何とも言えない。野外での味は又格別だ。顔が夜になっても「ほてって」いる。日焼けのせいか?鍋の火のせいか?は定かでない。
秋田市男鹿市の小、中学校は10月8日の台風18号の接近により休校と決めた。