第二報道部オフサイド日記

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部員不足の中で花園予選に挑戦した2チーム

全国高校ラグビー大会秋田県予選も今月31日(日)に決勝戦が行われる。

今年の秋田県予選は合同チームを含め6チーム。

東北では山形の3チームに次いで2番目に少ない。

部員不足の中で花園予選に挑戦した2チームに注目した。

部員不足での他の部から助っ人を頼み、ようやくラグビーの最低人数の15名を集め、リザーブがいない中で意地でも単独チームとして出場した秋田高校。

秋田高校ラグビーは創部が1923年(大正12年)で今年98年目となり、2年後には創部100周年を迎える。

過去6回花園出場、ベスト4まで進出したこともある。

秋田県ラグビー界に多くのリーダーを輩出している。

秋田県ラグビーフットボール協会の三浦廣巳会長、前会長の千田氏(故人)、理事長の秋山氏、前理事長の三戸氏、監督では秋田中央高校の古谷監督、男鹿工業の近藤監督、金足農業の内藤監督らも秋田高校ラグビー部OBだ。

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<秋田高校ー早稲田大、大学時代は内藤兄弟として活躍した内藤慎平
現在は金足農業の監督>(資料提供 父親の内藤徳男 元男鹿工業監督・秋田市立高(現秋田中央)ー法政大)

現在の秋田高校の監督は、1998年度秋田高校卒で筑波大出身の佐藤栄幸(たかゆき)監督。

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(写真は秋田高校ラグビーOB会HPより)

花園予選1回戦の相手の金足農業戦では守備で粘りを見せたが、攻撃では思うように陣地を稼ぐことができずに失点を重ね大敗。

その秋田高校は今年の花園予選では前術の様に助っ人3名の補強した生徒に佐藤監督は感謝の言葉をかける。

今年は単独チームでの県予選出場は2年ぶりで、単独出場出来て良かったと言う。

今年度の部員は12名(3年生3名、2年生3名、1年生6名)と部員不足で満足な練習ができなかったが、OB  や他校の協力で、なんとか形が出来た。

今後は、部員の確保が課題でOBや学校からの協力が必要だと佐藤監督。

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写真提供 伊藤 悟氏 令和3年10月17日 全国高校ラグビー秋田県予選1回戦

秋田高校(紺色)対金足農業戦(赤色)

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また、同じく部員不足で今年は秋田では初の4校の合同チームができた。

合同チームは秋田南高校が部員数3名、大館桂桜3名、大館鳳鳴4名、能代科学技術9名の19名で編成された。

目標は1回戦の男鹿工業戦で1トライする事だった。

後半の試合終了間際に1トライのチャンスがやってきたが、惜しくも、あと一歩でトライを奪うことはできなかった。対応したのは大館鳳鳴の主将 渡邊 悠斗。メンバーの全員が高校に入学してからラグビーを始めた。3年間で試合で戦えるまで成長した。

大館鳳鳴の明石 渉 監督には、試合が出来た喜びがあった。

合同チームの課題は、秋田高校と同じく部員の確保だ。

3年生が抜けた合同チームの残った部員数は、秋田南1名、大館桂桜1名、大館鳳鳴2名、能代科学技術がそのまま9名が残るが、15名に2名足りない。

11月5日(金)から行われる全県新人大会には、秋田高校と同じく7人制のオープン戦に出場する。

秋田県ラグビーは、幼稚園児からラグビーに親しまらせ、小学校、中学校と進み、ラグビー人口を増やし底辺の拡大が必要だろう。

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写真提供 伊藤 悟氏 令和3年10月17日 全国高校ラグビー秋田県予選 合同チーム(ピンク色)対男鹿工業

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