がん死亡率は全国トップの秋田県。しかも医師不足。
秋田市で初雪が観測した18日の日曜日、秋田市中通のキャッスルホテルで中学生、高校生の将来医療関係の医師、看護師、薬剤師などを目指す生徒たちと保護者による市民公開講座が行われました。
参加者たちはキャッスルホテル内にある工藤胃腸内科クリニックの内視鏡検査室で模型を使っての実際の内視鏡で検査実技体験に挑戦。
私も院長の計らいで初めて内視鏡を使っての体験ができました。
今まではお尻から内視鏡を入れられて検査される立場でしたが、この日は検査をするドクターになった気分になりました。
内視鏡の手首でのひねり方が非常に難かしく、しかも筋力が必要でした。
世界的大腸がんの権威者 秋田高校出身の工藤進英先生も生徒たちに体験のお手伝いをしてくれました。
そのあとは生徒、保護者達に工藤進英先生が講演。
最後は工藤先生や看護師さんと生徒達との盛んなディスカッションが行われました。
嬉しかったのは進学の普通高校の生徒のほかに医療には無縁と思っていた我が母校の秋田工業高から男女3名が参加してくれたことでした。
<看護師を目指す生徒達には秋田赤十字病院の元婦長さんがヒザを交えてのディスカッション>
又、近くの「なかいち ふれあい交流館」では大腸の大型模型の全長8メートルの「ジャイアントコロン」を設置。
お腹のなかの「がん」や「ポリープ」の模型を多くの市民、家族連れが見学に訪れました。
大腸の大型模型 全長8メートルの「ジャイアントコロン」
<ジャイアントコロン内の大腸ポリープの模型に興味深そうに見入る家族連れ>