第二報道部オフサイド日記

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厳しい高卒求人

昨日より秋田県ハローワークより来春高校卒業予定の就職求人票の受付が開始された。
秋田さきがけ新聞社によると初日の受付受理は72事業所275人で昨年より103人上回り県北が大幅増加したが、2年前の400人にはおよばなかった。

<来春も高校生の就職が厳しさを報じる6月22日の秋田さきがけ新聞>

秋田労働局で県内2605事業所を対象に採用意向調査の結果、採用予定あり7.9%(206事業所)、時期は未定だが検討5.0%(130事業所)、予定なし67、0%(1745事業所)と、高校生には県内就職の7月1日の求人公開を前に不安と厳しさがある。


第二報道部取材班によると、各企業にとっては3月決算の発表が終わったばかりで,今年度の業績見込みが不透明な企業も多く、9月以降に求人を出すところも多い。
さらに、昨年度より大手では半数しか求人数がない企業も多い。しかし、地元貢献で毎年、定期的に採用する地元企業もある。
職種的には事務系が厳しい。事務系希望の場合は、販売・営業・製造・現業も視野に入れなければならない。又、夜勤の交代勤務職には一人暮らしは別として家族の協力が必須だ。出勤、帰宅時間、時間差による日中の睡眠などの理解が必要だ。
中には、実家との通勤時間制限の企業もある。

採用担当者は、学業本位より事務・販売・現業職を問わず、明るく、元気でコミュニュケーションを取れる生徒を面接の着眼点としている。
そんな求人が厳しい中、県の担当者、ハローワーク、商工会議所のほか、各高校のキャリアアドバイザー・就職支援員が連日各企業を訪問して求人の掘り起こしに奮闘している。
就職難に相反し、各高校には全国の大学、専門学校から整理しきれないほど多数の学校案内書が届いている。