秋田市では家庭から出るゴミの有料化を進めている。
既に全国では可燃ゴミについて旭川市、函館市,長野市,高松市、下関市、久留米市、宮崎市、熊本市。
秋田県内では能代市、潟上市、大仙市、由利本荘市、横手市、湯沢市で有料化が実施されている。
目的は①ゴミの減量化とリサイクルの推進 ②ゴミの減量を努力している人と無関心な人への税金の公平化 ③ゴミの処理処理手数料の活用
料金は1リットルあたり1円前後で、普通の家庭ごみの袋は45リットリだから1袋あたり1回に45円前後の負担増となる。
有料化については、「寝耳に水」という市民も多く、市側はすでに「秋田市広報誌」に告知していると言うが、告知不足は否めない。
有料化が決まれば、新たに有料のゴミ袋を購入する事になる。
<市民からはゴミ集積所の整備の要望の方が強い>
有料化については、学識者、各種団体、事業者、公募者から14名が「秋田市廃棄物減量等推進審議委員会」の委員に選ばれ、市民の意見を聞きながら審議している。
秋田市民からの意見聴衆会は4月15日から4月25日まで各地の公民館等でおこなわれている。意見募集の締め切りは5月10日までだ。
既に行われた意見聴衆会では次の様な意見が市民から出されている。
①今使用している秋田市の指定ゴミ袋そのものが有料で購入しているのではないか。今までに買った袋はどうなるのか。
②幼児や高齢者の紙おむつ等の廃棄も有料か。
③落ち葉や枯れ木も有料なのか。
④有料化の趣旨がよくわからない。
⑤有料化になれば、不法投棄が増えるのではないか。
⑥現在、燃えるゴミと一緒にしているプラスチックを資源ごみに分別したらどうか。
⑦家庭ごみに紙類が多く、資源ごみと分別と言われるが、最近は個人情報の紙類が多く、資源ごみには出せない。
⑧有料化された資金は何に使われるのか。
⑨実際にゴミを出すには主婦だが、女性が殆ど参加しておらず、主婦を対象にした説明会を開催したらどうか。
⑩町内毎に回収されている資源ゴミの還元金が、町内、業者によって違いがある。
等と、予定時間をオーバーするほどの活発な意見が出されている。
審議委員会での結果は、秋田市市議会で審議される。
この問題は、今後さらに論議を呼びそうだ。