第二報道部オフサイド日記

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引退の日

公官庁の人事異動が発表され始めた。
団塊の世代の大量定年退職も目立つ。
退職者には同級生の名も多い。




今日は私にとっても、現職 M 社 を引退の日となる。
38年間の勤務に終止符を打つ。昨年の定年から1年間の嘱託契約を終える。  引退となると感無量だ。
退職の挨拶状を受け取った人からは「会社で何かあった?」と、聞いてくる人もいた。
私が、まだ50代の中盤だと思って、定年の歳だと思わない人が多いみたいだった。
みんなからは、実際の年齢より若く見られていたのは嬉しい事だ。
昨日は、周りへの挨拶回りより取引先から挨拶に来る人の方が多く、社員が驚いていた。


職場は入社した時から土曜、日曜、祭日は出社日で平日が定休日だった。
子供が幼稚園の頃は、日曜日の「父の日参観」などへは職場を抜け出して幼稚園に行った。ネクタイ姿は私一人だけだった。
ゴールデンウイークのお花見の時は、子供にせがまれて、これまた会社を抜け出し、ネクタイ姿で千秋公園のお花見に連れて行き、その後に何食わぬ顔で職場に戻って仕事をした事もあった。
それでも父の日に参観できたり、お花見に連れて行けるだけ恵まれていた。
職場の社員旅行では10万円のお小遣い付きでハワイ旅行や、グアム旅行等にいった事もあった。景気が最盛期の時だ。

今日で第一場の幕が降りる。
休憩時間をはさみ、第二場の幕が間もなく開くだろう。

常に表立たず、陰の力としての38年間。ラグビーでいえば、黙々と押し続ける「フォワード」だった。
そして多くの「バックス」に支えられてきた。

これからの私を必要としてくれる人がいるかもしれない・・・・・・・・・・・・。