第二報道部オフサイド日記

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命の洗濯

2月も今日で終わりだ。私のブログも立ち上げてから半年が過ぎた。 明日からは秋田県内で高校の卒業式が始まる。天気予報は一日から三日間は雪マークがあるが予想最高気温は6℃前後なので、春の淡雪だろう。

運動クラブの部員の持つ母親は大変だった。
連日、夜遅くまで洗濯物との戦いだった。果ては近くのコインランドリーまで走り、翌日に間に合わせたたりする。コインランドリーが近くに無い家では、寒くない日でもストーブをたいて乾かしたりする。涙ぐましい。時には下級生は家に上級生の汚れ物もいっしょに持ってくる。母親は宿命と思って、それらも一緒に洗濯する。しかも洗濯物は「泥と汗」でいっぱいだ。そのまま洗濯機に入れると、泥で洗濯機は詰まってしまい、あらかじめタライなどで水洗いして泥を落とさなければならない。
その後は翌日の弁当の支度だ。 使う米の量も多い。
心の中では我が子がレギュラーになり、試合に出られる事を願うのだ。


その子供が遠征などで外に行くと、母親はそれらの重労働から開放され、ほっとする。
その夜は、まさに「命の洗濯」だ。
ゆっくりと食事をし、中にはアルコールで癒す。おそらく酔いが早いだろう。
しかし卒業し、県外へ子供が出てしまうと、これまた寂しい。 今までの張り合いが失ってしまうからだ。
あれだけ、夢中になって走り回った応援も無い。
ポッカリと穴が空き、張り合いが無くなったと、よく言われる。
夢中になって洗濯したり、弁当を作ってやったり、試合の応援に走りまわっている時が一番良いのかもしれない。
部活の子供を持つ卒業前の「お母さん達」、今を大切にしよう。ささやかな幸せだ。
時間は二度と戻ってこない。

私は、「何が望み?」と、問われたら、迷わず「若い時代が欲しい!」と答えるだろう。

今日は宮城の太平洋側の石巻に行く。
昨日のチリでの大地震による津波に注意しなければならない。