秋田工業の吹奏楽部は私が昭和40年の1年生の時、第10回の記念定期演奏会が行われた。
この時は多数のOBも参加してくれ、秋田県民会館の2千席は満席だった。
もっとも、当時の秋工の演奏会は常に県民会館は満席であった。
秋田北高、敬愛高校(現 国学館高校)、和洋高校(現 令和高校)の女子合唱部との県内高校では初の合唱との合同演奏でシベリウス作曲の交響詩「フインランディア」を演奏し、観客からは驚きと感動の拍手が沸いた。
当時は、まだ吹奏楽と合唱の「大いなる秋田」が作曲されていない時代でもあった。
また部員たちで会場の手配、打ち合わせ、プログラムの広告集め、プログラムの印刷手配、税務署との入場税の手配、楽器を学校からリヤカーで県民会館まで運搬、そして入場券は部員一人30枚から50枚は女子高中心に売って、すべて部員たちの手で開催した時代だった。
<演奏会場になった秋田県民会館(現在の秋田芸術劇場 ミルハス地)>
<3校の女子高合唱部との合同演奏>
<OBとの合同演奏 指揮は昭和37年卒の黒子征夫氏>
昭和37年卒には野呂昭光氏、三浦宣二氏、尾形志郎氏、高橋邦男氏、船木亨氏、佐藤信晴氏、村井忠一氏らがいる。
秋田工業吹奏楽部のOB会のブログとして「秋工ブラスOB会」のサイトも発信している。