第二報道部オフサイド日記

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秋田のスイーツ

昨日、久しぶりに食べた。

お客さんが持って来てくれた。

今なお続く秋田市の南通りの聖霊高校通りにある鈴為もちやのミルク焼き。

包装の経木からの懐かしの香り。焼きだてはフーフーと息をかけ。

包装紙には、しっとりと水分がにじむ。

冷たくなったら、チンしてもおいしい。



ちなみに名前は「ミルク焼」ですけれど、材料にミルクは一切使われていません。
昔は「豊年焼」や「仲町焼」などという名前で呼んでいたそうですが、小麦粉を使って作られている皮の色が真っ白なミルク色なので、町名が「仲町」から「みその町」に変わったのをきっかけにして、現在の「ミルク焼」という名前になったそうです。

大判焼きのように大きな型で一気に複数個作っているのかと思いきや、2個ずつ焼ける手持ちの鉄製の焼型を使って、店先で1個1個丁寧に焼いていますよ。なかなか大変な作業です。

薄くてもちもちした食感の白い皮の中には、甘さの中にほんのり塩気を感じる粒あんがたっぷり入っていて、なんとも素朴な味わいです。
あんこに使われている小豆は、北海道産100%。皮には味が付いていないので、中のあんこの味が引き立ちますよ。

ふとした時に思い出して食べたくなる、素朴で懐かしい秋田の味です。