第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

スーパーの駐車場がお花見会場

秋田市八橋地区ではスーパーの駐車場から見事な桜並木が楽しめる。

駐車場の下の草生津川(くそうづがわ)沿いの遊歩道の桜も見事に満開。

秋田市は今があちこち桜が満開。

しかし、寒い。10℃前後の桜のシーズン。

ポカポカ陽気が待ち遠しい。

タイヤショップでは冬タイヤからの交換が大忙しになり、高校野球のリーグ戦やサッカーなど屋外行事も始まってきた。

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秋田市八橋のスーパーや書店などがある駐車場からは満開の桜並木が楽しめる。

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 草生津川の「草生津(くそうづ)」は、「臭水」という語からきております。
臭水は「くそうず」と発音し、臭い匂いのする水すなわち「石油」を指す言葉です。
久保田城下(現・秋田市)の臭水については、金足黒川の黒川油田と草生津川流域の八橋地域が早くから知られており、「梅津政景日記(うめづまさかげ・江戸時代の秋田藩家老)」の寛永八年(西暦1631年)10月10日の条に、「草津の油を密売した者がおり、無許可だったため、入牢を命じられた」と記されていることから、すでに17世紀初頭において、油が採取され商品化されていたことがわかります。主に灯油や塀垣の塗料に使われていました。幕末・維新期にかけて「蘭引き方」という製油手法を先進地であった越後(現・新潟県)から導入し、近代化の足がかりとしたのが、天保末(暦1844年)に藩の御用油商となった千蒲善五郎(ちがまぜんごろう)で廃藩置県後は士族授産として本格的な石油事業が展開されるようになりました。
(出典:『秋田市史第三巻近世通史編』)全盛の頃は、やぐらが立ち並び八橋油田として日本一の原油生産量を誇りましたが、現在はほとんど採れなくなっています。
(参照:秋田市文書法制課資料)