第二報道部オフサイド日記

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奉納竿燈

秋田市の八橋球技場(ラグビー場)の向かいの静かな森に神社があるのをラグビーで訪れた時にお気づきでしょうか。ここに日吉(ひえ)八幡神社があります。この神社で七夕祭が行われ、奉納竿燈が行われます。

開催日 6月29日(土)
会 場 日吉八幡神社 (秋田市八橋球技場向かい)

タイムスケジュール   
  15:00頃より幼若 お囃子の指導。
          短冊に願いごとを書いてもらう。
          短冊の笹へのとりつけ。
  19:00頃より神事 竿燈につける御幣の神事
          元竿燈会会長の竿燈の歴史の説明

  19:30   奉納竿燈の演技(一回目演技)
          演技場所 7本拝殿左側面
                 4本三重塔周辺
          お囃子の配置 (三組)
                 舞殿・拝殿前
                 三重塔のそば

  19:50   奉納竿燈二回目
  20:00   終了


この神社は八橋運動公園北に鎮座しています。
 案内には「秋田市外町(町人町)の鎮守で、八橋の山王さんの名で知られている。起源が古く、近江(滋賀県)の日枝山王と京都の石清水八幡を勧請したものである。
 平安時代には秋田市郊外の笹岡に祀られたが、鎌倉時代には上新城に移された。 さらに天正17年(1589)には檜山の安東実季が土崎の安東道季との湊合戦で勝利をおさめ、日吉八幡神社を守護神として飯島に遷座した。その後、初代秋田藩主・佐竹義宣は元和元年(1615)、八橋の狐森に移した。寛永十九年(1642)雄物川の氾濫で社地が流されたので、現在地に社を建て、寛文2年(1662)に遷宮した。
 明和年間の大火で類焼し、現在の拝殿は安永7年(1778)、本殿は寛政9年(1797)に建てられたものである。」とあります。この社殿は「権現造り」で見事な彫刻類から「秋田の日光廟」と呼ばれています。
 藩政時代は、今の旭川を境に、東側は内町と呼ばれる侍町、西側は外町と呼ばれる町人の町でしたが、日吉八幡神社は、外町からは遠かったため、人々は御輿をかついで町を練り歩く御差鉾行列を行い、自宅の前で商売繁盛や家内安全などを祈願してきました。この御差鉾行列と稚児行列は、現在も毎年行われています。(広報あきた参照)
 町中にありながら、何しろ広大な社地で、鎮守の杜は深く、数々の県指定有形文化財を有する、「歴史の宝庫」と云われるのを実感出来る神社でした。狛犬も5対(+1対)も居り、神橋や本殿には神猿、その他数多の彫刻類は他に類を見ない程です。
 といってもとても静かで落ち着いた佇まいで、神社好き、狛犬好きには是非お薦めの神社です。


神社の向かいにある秋田の高校生のラグビーのメッカ 秋田市八橋球技場