第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

戦い終わって


今年の全国高校野球選手権大会秋田県予選は、優勝候補の第一シードの秋田商業の試合を初戦から決勝までグランドに足を運び観戦した。
今までは全国高校ラグビー大会県予選の試合は、ずーと見てきたが高校野球との違いも見ることが出来た。同じ高校生のスポーツだ。
ラグビーと比較して野球でも大型選手もいれば、体格的に小さな選手もいる。一般的に各チームとも部員数も多い。
ラグビーは前・後半の戦いであるが野球は9回の中の1回、1回が戦いである。
投手の調子も大きく左右される。
今年は能代商業が甲子園出場を決めたが、秋田商業の初戦からの心配が決勝戦まで残った。それは「たたみかける攻撃不足」であった。ヒット数も決勝では能代商業と同じ13、エラーもゼロであった。この攻撃力不足は3年生部員が一番知っていたはずだ。
1〜2年生の泣き崩れる野球部員、ぼう然とする応援団。
秋田商業は決勝戦では初回から投手が力投したものの、見る限りでは不安は否めなかった。決勝戦では、たたみかける攻撃のチャンスを能代商業ライトの好プレーで阻まれ、その後は重苦しい試合運びになってしまった。
勝戦の「こまちスタジアム」の観客数の多さには驚いた。テレビ中継があるにもかかわらず、球場に足を運ぶ野球フアンは根強い。野球人気は衰えない。
高校ラグビー花園予選決勝の数倍の数だ。

ラグビーにしろ、野球にしろ、最後の試合は、やはり3年生が「自分でやららなくては」との気迫が大事であろう。