第二報道部オフサイド日記

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熊谷回想

全国高校選抜ラグビー大会。

東北代表の秋田工業、秋田中央は、いずれも決勝トーナメント進出は残念ながら果たせなかった。
しかし、秋田工業の優勝候補の桐蔭学園戦、秋田中央の佐賀工業戦は、全国トップチームを相手に互角に戦い、今後の大きな収穫になった。

<桐蔭戦前の秋田工業・熊谷ラグビー場Cグランド>

今大会は、予選リーグは20分ハーフという事もあり、前半はどのチームも点差は開かなかった。後半に緊張感が切れたチームが得点をゆるしたが、大差のゲームは少なかった。
開会式の入場行進は、大会委員長の森喜明元総理大臣が開会式の挨拶で話した様に、どうも高校ラガーたちは行進が苦手の様だ。高校野球の様にテキパキとしない。手と足がバラバラのチームが多く、森会長からは行進も試合の一つだと指摘された。

<開会式・熊谷ラグビー場Aグランド>


熊谷ラグビー場のAグランド正面には第1回の全国高校選抜大会からの出場チームと選手の名前が刻み込まれたプレートが取り付けられている。
よく見ると、我が家の次男の名前もあり感動に浸った。

大会初日は昼から初夏を思わせる暑さで、顔が真っ赤に日焼けしてしまったが、大会二日目は、横殴りの雨で会場のテントも吹き飛ばされそうだった。雨傘の骨もバラバラだ。
昼前には天気予報通り、天気も回復したが肌寒い。真冬と同じ服装だ。
それでも桜は満開だ。

開会式をメインスタンドで我々が秋田弁で話しながら見ていると、前の席から「秋田の方ですか?」と声がかけられた。
前の席は東福岡の選手席だ。
話をすると、声をかけた方は東福岡のバックスセンター門間君の父で、秋田の金足農業高校相撲部OBだとの事だ。転勤で福岡在住との事。奥さんは、なんと我々のラグビー仲間の男鹿工業OBの吉田翔平君の母の妹さんとの事で、両親が秋田出身だった。
俄然、我々は東福岡のセンター門間君のプレーに注目した。すばらしい突破力と走力だ。120人の部員から選ばれてのレギュラーだ。


東福岡の谷崎監督は法政大学OBで男鹿工業元監督の内藤徳男先生の後輩にあたリ、グランドも会う事ができた。
又、グランドでは、常総学院の中嶋コーチが、佐藤監督とともに挨拶にきてくれた。
中嶋コーチは、秋田中央高校OBで、私の長男とは小学、中学と秋田市エコー少年ラグビーのチームメイトだった。
法政二高の監督さんとも会えた。
又、初日には秋田工業ラグビー部OBの関東地区の面々が熊谷でOB会を開催し、母校の復活を語った。

<秋田からの応援の面々>

又、私のラグビー仲間の「松戸特派員さん」ともグランドで再会できた。
千葉名産の「落花生」をみんなで頂いてしまった。ありがとうございました。


今大会の私の予想優勝チームは、ズバリ「東福岡」
恵まれた体格と、コンタクトの強さ、突破力、個々の力とセンスは大学生並みだ。

桜満開の熊谷を後に、一路秋田へと。
秋田と岩手の県境は吹雪で路面がシャーベット状の雪に見舞われながらも無事到着。

秋田県と岩手の県境は、まだ雪深い>

意義ある熊谷のラグビー三昧(ざんまい)であった。

【今回からは、携帯電話のカメラだけではなく、デジカメからの写真も取り込んだ】