第二報道部オフサイド日記

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準決勝前日(内藤徳男編)

明日は花園秋田県予選の決勝進出2校を決める準決勝だ。
13:00秋田中央ー男鹿工業、14:30秋田工業ー秋田高の対戦だ。

今日の天気は朝方雨が降ったものの、その後秋晴れの良い天気になった。
本来ならば明日、仙台で東北大学リーグ4部の試合予定されていたノースアジア大学だが、不戦勝がきまり、午前中は金足農業高校グランドへ出向き、金足農業新人チームとアタック、ディフェンス、ライインアウトなどの練習を行った。金足農業の佐藤監督も力が入る。
練習中はノースアジア大学の内藤徳男監督は金足農業の部員たちにも適切なアドバイスをしている。  一方のノースアジア大学の部員達はリラックスムードながら真剣だ。

金足農業グランドでのノースアジア大・金足農業の練習>


午後からは、内藤監督は明日花園県予選準決勝で秋田中央と対戦する男鹿工業へと急いだ。
内藤監督は男鹿工業の名誉監督でもある。
内藤監督の定年退職時の2年前、今年と同じ準決勝の組合せの秋田中央ー男鹿工業、秋田工業ー秋田高だった。
そのときの男鹿工業と秋田中央は大方が秋田中央有利の予想を大きく覆し、男鹿工業が終始FW戦で押しまくったが、後半、ロスタイムに秋田中央が追いつき、劇的な同点抽選の末、秋田中央が決勝進出し、優勝している。
そんな思いが内藤監督の脳裏に深く残っているのだろう。
練習終了後、3年生全員を集め、「このグランド、ゴールポスト、部室、これらはみんな我々が努力して作ってきたものだ。明日の秋田中央戦は、3年間で悔いの無い、一生思い出に残る試合をしよう!」 「試合に出れない3年生もいる。みんなで感動の涙を流そう」と人生経験の少ない高校生に試合に臨む心構えを教え込んだ。
確かに2年前の準決勝で男鹿工業が秋田中央戦に抽選負けした時は、部員、指導者、応援席の全員が感動の涙を流した。
準決勝の秋田中央戦では、男鹿工業ベンチからは内藤流の「叱咤激励」が飛ぶに違いない。


<内藤監督にとっては感慨深い男鹿工業グランド>