第二報道部オフサイド日記

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検診に勝る予防なし


いよいよ春のラグビーシーズンがやってきた。
私のラグビー仲間の一人は携帯のメールは出来るがパソコンは出来ないので、いつもラグビー大会の日程表や組合せ表はFAXしている。
最近、FAXしても音沙汰がない。
どこかにいっているのかな?と、思っていた。
先週の初めに携帯にメールが入った。
病名は言えないが、今入院中で2カ月間は入院予定とのことで病院名と病室を教えてきた。
私は「もしや?」と思った。
メールを返信したところ、彼は「大腸がん」で手術して入院中と事であった。
私は早速お見舞いに行った。
前兆と、健康診断の状況を聞いた。
前兆として昨年12月に便に血が混じっていたが「痔」だと思って油断していたとのこと。
健康診断はしていたが、便検査はここしばらくは受けていなかったと事であった。

今月の初めに夕食後にトイレで数回、下血したという。
急きょ、夜間救急外来へ。そして、即入院。
検査の結果、大腸がんと診断され、開腹手術で大腸を20センチほど切除した。
せめて昨年12月に便に血が混じった時点で大腸内視鏡検査を受けていれば、もっと軽い手術で済んだかもしれない。
そして、年に1回は大腸がん検査をしていれば・・・・・。
でも、彼は命拾いしたと言っていた。
転移も無く、まもなく退院とのことであった。
大腸がん検診推進をしている私にとっては、彼に以前から大腸内視鏡検査を勧めていなかったことが悔やまれてしかたが無かった。
ラグビー仲間や知人で、結構大腸内視鏡検査を受けている人は多いが、それでも検査を勧めても、ちゅうちょしている人も多い。

初期の大腸がんであれば内視鏡や腹部に5〜12mmの穴をあける腹腔鏡手術で開腹せずに、がんを切除できる。
誰もが自分が、がんになるとは思っていない。
40歳過ぎたら、がん年齢。
「検診に勝る予防なし!」

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