第二報道部オフサイド日記

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もしか袋

「もしか袋(ぶくろ)」 この言葉は60歳以下の人は殆ど知らない。
不況だ! 不況だ! と言っても、今は飽食の時代。
ホテルや宴会場の宴会後の料理は、必ずと言っていいほど余る。
コンビ二でも日付が過ぎた弁当なども廃棄されるようだ。
宴会や会合で出された仕出し料理などの余った物は家に持ち帰る人は少なくなった。
最近は、ホテルや宴会場では、持ち帰りを禁止している所も多い。
ところによっては、持ち帰りが出来る場合は「タッパ」を用意してくれる。

かつてお上品な奥様は、持ち帰りに見栄を張って「うちのポチに持ってあげます」とかの場面があった。


食べ放題の焼く肉屋に行くと、いつも思う。「食べ残りをポチに持ち帰りたい」と。

さて、「もしか袋」であるが、秋田特有の言葉であるかどうかは、定かではない。
まだ、食物が豊富でない時代の名残りだ。
高齢者が、宴会や会合で、もしかして?料理が余ったら入れて持ちかえるために準備した袋の事で、各人によって形状は様々だ。
題して「もしか袋」、もしかして何かが余ったら入れて持ち帰る「袋」を称した。
先日、ある会合で高齢者と話していて、この「もしか袋」の話題が出て懐かしく談笑した。

今日は全国的に最高気温22〜24℃と、北から南まで同じような気温が並ぶ。