第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

花よりだんご・・・・・・なつかしの 「あやめだんご」

ありました! ありましたよ〜
千秋公園の「あやめだんご」
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千秋公園の桜の開花は、もう少し先だが、我が第二報道部グルメ取材班は秋田市千秋公園の「あやめだんご」の店に足を運んでみた。
車は、広小路の駐車場に置いた。1時間100円駐車場だ。

広小路から県立美術館、県民会館前を歩き、坂を上って行った。子供の頃は、この坂を「大坂(おおざか)」と言った。かつては、お花見の時は千秋公園の入口から、この坂にかけて露店がズラリと並んでいた。今は殆ど無く様変わりした。 私は桜のつぼみも気にならず、ひたすら「あやめだんご」を目指した。あった!あった! 看板には「茶屋 あやめ 両関」と書かれていた。「お酒も出すんだな」と思った。「両関」は、秋田の銘酒のひとつだ。
住所は、秋田市千秋公園1番11号。
内心、店がやっているか?いないか?と、半信半疑だった。
店の建物は、昔の姿を残していたのです。一時閉鎖され、また復活したらしい。
しかし、「あやめだんご」のヒラヒラとなびく旗が無い。赤い「だんご」の旗を期待して行ったのだが、雨戸も閉まっている。今はお花見期間中だ。どうなっているのだろう?と・・・・
雨戸にはガラス窓がついていたので中をのぞいて見たら、十数名で宴会が行われていた。
まずは、開店しているのだなと、一安心。
玄関の店構えは無い。平日だったからかもしれない。
土、日曜日には雨戸を開けて、長いすを出すかもしれない。
そうなれば、ここでお茶を飲み、だんごを食べる姿はテレビの時代劇「水戸黄門」の一行が茶屋での風景だ。

私は雨戸の閉まった脇の玄関から恐る恐る入った。
一人の高齢のおばさんがいた。中で宴会をしているお客に対応している。「あやめだんごありますか?」と聞いてみた。
あったのだ。三本入りパックで1パック330円だ。

お土産として3パック買ったら1,000円にまけてくれた。
私はうれしくなり、もう1パック買った。歯にべとつかず、餅があっさりしている。
高齢のおばさんが一人で切り盛りしているらしい。
今売られている「あやめだんご」は、秋田市新屋の菓子店で作られたものを販売している。
宴会も年中できるというのだ。予算は山菜料理で3,000円〜プラス飲み物代という。
予約制で、このお花見の時期は予約をとるのは難しいかもしれない。夜の場合は、9時までは閉店したいそうだ。お花見の時期も良いが、新緑・紅葉の時期も良い。まさに秋田市奥座敷かもしれない。
この「あやめだんご」のお店は、もう50年以上も経つのではなかろうか。
千秋公園の桜のつぼみのお花見散策は、とても有意義だった。
顧問先にお土産と「あやめだんご」を持って行ったら、能代市の銘菓店「セキト」の「お花見だんご」も頂いた。
まさに、だんごデーであった。

千秋公園の「あやめだんご」は、千秋公園の正面の坂を上りきり、すぐ左折して直進。御隅櫓(おすみやぐら)の下にある。道は簡易舗装されている。

近辺の「あやめ」は5月末から6月が見ごろという。千秋公園の「つつじ」が見ごろの時期だ。
千秋公園の散策で、改めて秋田市の観光スポットを見直した。