第二報道部オフサイド日記

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乾坤一擲 (けんこんいってき)

秋田中央地区 高校新人大会 最終日

(大会プログラムの表紙)
秋田工業が優勝。      
決勝 秋田工業26ー24秋田中央(前半12―17・後半14ー7)    
秋田工業はFW戦で劣勢に立たされ苦戦。前半は一進一退で,やや秋田中央が優勢。秋田工業は秋田中央の硬いディフェンスに阻まれ、準決勝の様にBKが思うように抜けれない。
秋田工業12対秋田中央17で折り返す。
秋田中央FW①木村,③佐藤勇人が力強い。佐藤は走力が無いながらも、182cm・130kgの体格を生かし、ゴール近くでの突進力が抜群だ。
秋田中央SO好キックで7割がた秋田工業陣地に入る。FWも1m、2mと押していく。押されながらも後半、秋田工業が1トライ1ゴールして19対24、秋田工業は縦突進と、得意のBK展開が出来ず、このままノーサイドかと思われた。
秋田工業の控えの選手と一体の姿がすごい。控え選手の必死の応援だ。
後半、残り少なくなったノーサイド寸前に秋田工業がボールを奪い、最後まで集中力を切らさず、秋田中央のディフェンスをぬって執念のトライ。ゴールも決まり逆転。
伝統の意志が引継がれたトライだ。
両チームとも今後、花園予選に向かって課題も多い。

秋田中央は選手のパンツの番号の下には「乾坤一擲(けんこんいってき)」の4文字が刺しゅうされている。
この意味は「運命を掛けて、思い切って勝負する」という意味だ。
勝負に掛ける秋田中央の意気込みが感じられる。
又、秋田中央父兄応援団のTシャツの背中には「おまえ一人を見捨てはしない。みんな一緒、米一升、最後の一勝 花園へ」の文字が。
父兄応援団一体の勝負であったが、惜しくも準優勝。
3位決定戦は、男鹿工業BK陣がよくボールを支配し、個人技で秋田高校に66対12で圧勝。
男鹿工業にとってはFW強化が課題だ。
さあ、いよいよ40日で花園予選を迎える。