全国高校ラグビー 3回戦の組み合わせ
◆第1グラウンド
・10:30 桐蔭学園(神奈川/Aシード)vs.山梨学院(山梨)
・11:55 京都工学院(京都)vs.國學院栃木(栃木/Bシード)
・13:20 大阪桐蔭(大阪第1/Aシード)vs.倉敷(岡山)
・14:45 常翔学園(大阪第3/Bシード)vs.天理(奈良/Bシード)
連覇を狙うAシードの桐蔭学園、FW(フォワード)はキャプテンのFL(フランカー)申驥世(3年)、HO(フッカー)堂園尚悟(2年)、NO8(ナンバーエイト)新里堅志(3年)と接点とフィットネスに長けた高校日本代表候補がいる。
また、BK(バックス)はSH(スクラムハーフ)後藤快斗と、SO(スタンドオフ)丹羽雄丸(ともに3年)のハーフ団がゲームをコントロールし、CTB(センター)徳山凌聖、WTB(ウイング)草薙拓海、FB(フルバック)古賀龍人(ともに3年)とタレントも揃う。
梨学院は初の3回戦進出
一方、山梨学院は初めて花園で2勝し、山梨県勢としては9大会ぶりの正月越えを果たした。キャプテンのPR(プロップ)渡邊侑、HOリアム・ヘンダーソン、NO8佐野涼太(いずれも3年)と、平均体重100キロを超えるFWのフィジカルを武器にしたセットプレーと、SO小島咲汰朗、FB篠原悠士(ともに3年)のキックを中心にゲームを組み立て接戦に持ち込むことができるか。
現校名となってからは初の花園出場となった京都工学院。前身の伏見工業時代を含め、9大会ぶりの出場となったが、1回戦で聖光学院(福島)に112-0と圧勝し、2回戦では、Bシードの中部大春日丘(愛知)を接戦で下して、3回戦進出を決めた。
春はベスト4の國學院栃木
Bシードの國學院栃木は、強固なディフェンスを武器に春の選抜大会でベスト4に入った。キャプテンのLO(ロック)笹本直希、高校日本代表のPR牧田玲大(3年)、齋藤丈太郎(いずれも3年)ら中心としたFWのセットプレーは強く、SO神尾樹凛、WTB井戸川ラトレル、FB長沢拓夢(いずれも3年)らがBKの中軸だ。
第3試合は優勝候補の筆頭で、Aシードの大阪桐蔭(大阪第1)に、創部6年目で初のベスト16入りとなった倉敷(岡山)がチャレンジする。
大阪桐蔭は高校日本代表候補のPR原悠翔、川相喜由、FL前川竜之介、NO8大門一心(いずれも3年)の4人を中心とした強いFWと、SH川端隆馬、SO上田倭楓(3年)、キャプテンのCTB名取凛之輔(いずれも3年)ら、高校日本代表候補を擁するほか、1年生FB吉川大惺らもおり、総合力は高い。初戦も長崎北陽台(長崎)に44-12で勝利し順当に3回戦へ駒を進めた。
一方、倉敷は1回戦で九州学院(熊本)を29-12、2回戦では近大和歌山(和歌山)を65-7と下して3回戦に進出した。キャプテンのSH若狭正和、PRレイルア・カルロス(いずれも3年)を中心に、FWとBK一丸となって戦い、クロスゲームに持ち込めるか。
アタックに自信を持つ常翔学園
第4試合は常翔学園(大阪第3)と天理(奈良)、近畿勢のBシード伝統校の激突となった。アタックが得意な常翔学園と、ディフェンスが武器の天理という両チームのカラーが出る対戦となりそうだ。
常翔学園は高校日本代表のPR佐々木大斗(3年)、キャプテンNO8井本章介(3年)を軸に、FWでプレッシャーをかけ、SO朝野楽(3年)、CTB園田攻晴(3年)らのBKがボールをつないで得点を取る展開ラグビーが持ち味。初戦の2回戦では高知中央(高知)を81-14と圧倒した。
天理はキャプテンのCTB内田旬、PR東尾颯太、池内継一郎(いずれも3年)を中心に全員で出足の速いタックルとモールを武器に、初戦は昌平(埼玉)を36-8で下して、3回戦に進出した。ディフェンスで粘ってチャンスで確実に得点して勝利をものにしたい。
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