今年も秋田県の花園予選の決勝戦は、大方の予想は秋田工業対秋田中央高校であったに違いない。
しかし、春先から打倒秋田工業よりも、ひそかに打倒秋田中央に秘策を練っていた男鹿工業。
今年は100回大会で各県2位が東北大会で優勝すれば花園に出場できるからだ。
その努力と秘策が実り、準決勝で男鹿工業は秋田中央を破り、6日後の秋田県の花園予選決勝は秋田工業対男鹿工業になった。
男鹿工業ラグビー部は来年創部40年を迎える。
男鹿工業は男鹿市船越に金足農業高校の分校として歴史が始まった。
ラグビー部は昭和56年に部員4名で発足。
その4年後に秋田市立高校(現秋田中央高校)のラグビー部監督の内藤徳男先生が男鹿工業に赴任し、新監督となって、定年の平成23年まで昭和63年、平成4年、6年、9年と、過去4回花園出場を果たしている。
その中で、平成4年の2回目の花園出場は強豪である大阪の啓光学園と3回戦で対戦し、21-22の1点差で惜敗する好チームだった。その時は県の花園予選で秋田工業に10-3。当時のメンバーの一人、金森副主将の長男、次男が秋田工業ラグビーに入部。次男は現在1年生。
現在、男鹿工業は、男鹿海洋高との統合問題にも直面している。
男鹿工業にとって花園100回記念大会の今年は、花園出場へ闘志を燃やしている。
平成23年に発刊された創部30周年記念誌の表紙
花園初出場の記録
花園2回目出場の記録