第二報道部オフサイド日記

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大型車ドライバーの心理

秋田市は昨夜から今朝まで5センチほどの新雪
秋田では今の時期は何とも思わないが、これが東京だったら全国ニュースに。

昨日、長野で格安スキーツアーのバス転落事故で多くの犠牲者が出た。
ニュースでは2人のドライバーがいたが、一人は忙しい時期に頼むドライバー、もう一人は最近までマイクロバスの送迎ドライバーだったらしい。
私も大型免許を学生時代に取得し、満員のマイクロバスや、砂利を積んだ中型のダンプカーを運転した経験があるが、空の状態で走行するのと、重量が重くなって走行する場合のハンドルの感覚が全く違う。後部がぐ〜んと重く、身がのけぞる運転状態になり、ハンドルも思う様にならない。
過去に砂利満載のダンプカーの運転で、左に曲がろうとしても、今回の事故の様に車両が大きく右に寄った経験がある。

今回の事故の場合は、深夜で街路灯も少なく、闇のカーブ。しかも乗客のほとんどは寝静まっている状態。ドライバーにとっては高速道路を走行せず、一般道を走っている。
もしかして高速道路への進入路を間違ったか、あるいは高速も一般道も深夜だから時間は変わらないと判断したか、高速料金の経費を減らそうとしたかは定かではない。
積雪や路面凍結状態で無かったにしろ、心理的に不安な運転状況だったと思える。
まして、高速入り口を見落として一般道に入って不慣れな山道の道路での運転は誰しも不安だ。
我々一般乗用車でも深夜のカーブの多い道路では相当の緊張がある。そして、積雪や凍結だったら、さらに緊張感が増す。
それが大型バスの運転となると、経験不足のドライバーにとっては、ことのほか緊張状態だったのではないか。
2人のドライバーが、何キロ走ったら交替とか、何時になったら交替とかは決めていたと思う。しかし、その決め事の前に交替を頼むのは難しかったのかもしれない。
居眠り運転か、体調の異変か、ハンドル操作か、車両整備上などだったかの原因はまだ解明されていない。
あくまでも私のドライバー心理の推測である。