第二報道部オフサイド日記

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大腸がん

今日から5月。
あっという間に今年も4か月過ぎた。
先日まで秋田は暴風雪警報とか言っていたのに、もう半袖の季節になってしまった。
ここ数日、芸能界で大腸がんが話題になった。
俳優の今井雅之さんが大腸がんを告白した。最初は誰かと思うほどやせていた。
今井さんは昨秋に体調を崩し、病院で「風邪」と診断された。しかし、胃の痛みが治まらず、体調も2カ月近く戻らず、別の病院で精密検査したところ、大腸に複数の腫瘍が見つかった。11月に20センチほど腹部を切開する緊急手術を受けたが、医師から「クリスマスまで持つか」と宣告されたという。今年2月に舞台の会見をした時は腸閉塞(へいそく)の手術をしたこと、体重は20キロやせたことを明かしたが、4月21日になって病名が「大腸がん」であると告白し、舞台からの降板を発表した。

大腸がんは増加傾向だ。
初期で発見すれば完治も可能だ。定期検診が必要。
便潜血検査もあるが。40歳過ぎたら大腸内視鏡検査をお勧め。
検査は苦しい、お尻を見せるのが恥ずかしいとかの先入観で、検査に抵抗があり、わかっているが、検査を敬遠している人も多い。検査技術の優れている病院を選べば苦痛は無い。
私の周囲での大腸がんになったいくつかの例
1.義理の姉 
70歳の時、食欲が無くなり、総合病院で検査の結果、大腸がんと診断され、2ヵ月余りで死亡。(60歳の定年後、定期検診はしていなかった。)
2.職場の同僚
無症状で健康診断の便潜血反応が陽性、大腸2次検診の内視鏡検査を勧めるも、仕事の繁忙に理由をつけて2次検診を引き延ばしに受けた結果、大腸がんが発見され手術。
一旦、仕事に復帰したものの1年半後に転移し死亡。50歳
3.ラグビー仲間
昨年4月、無症状で自宅にて夜に急に大量下血。即、総合病院の救急外来に奥さんの運転で行き、翌日精密検査の結果、大腸がんの診断。20センチ切除、転移なく元気に復帰、肥満体。69歳、かかりつけ医で糖尿の定期検診はしていたが、過去4〜5年は便潜血検査はしていなかった。彼の兄は3年前に肺がんで死亡。


<4月29日付 秋田さきがけ新聞>

大腸は消化吸収が行われた食べ物の最終処理をする消化管で、主に水分を吸収します。長さは約1.8mで口側から肛門側に盲腸もうちょう、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸に分けられます。この部位に悪性腫瘍が発生した場合に大腸がんと呼びます。

 大腸がんは食事の欧米化、とくに動物性脂肪や蛋白質の過剰摂取などにより、日本でも近年急速に増えています。毎年約6万人が罹患りかんし、胃がんを追い抜くのは時間の問題といわれています。日本人では直腸とS状結腸に多く発生します。罹患の頻度は男性、女性ともに同じで、60代がいちばん多く、70代、50代と続きます。若年者の大腸がんでは遺伝的な素因もあるようです。

秋田出身で大腸がんでは世界的名医の工藤進英先生(秋田高ー新潟大)がおり、秋田のクリニックで月7日ほど大腸検査をし、秋田県の大腸がん撲滅に貢献している。