第二報道部オフサイド日記

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ジュンサイ

秋田特産のジュンサイが今が旬、秋田県では三種町(旧山本町)産が有名だ。
ぬるぬるし、他県の人には食べ方を知らない人も多い。
しょうが醤油で食べたり、お吸い物などに入れたりして食べる。
栄養価はあまりないが、効用は数多くある。


ジュンサイには「ムチン」という成分があり、粘膜の強化・整腸作用・疲労回復・血中コレステロール値低下・抗ガン作用・解熱・解毒・腫れを消すなどの効果があると言われている。

《粘り成分で粘膜強化》
ムチンは、糖類とたんぱく質の複合体で、特有の粘りけやぬめりけをもった物質。
消化器官や呼吸器官の表面は、ヌルヌルした粘液でおおわれているが、その主要成分がムチンだ。

ムチンは粘膜を潤し、強化する作用がある。
胃粘膜を強化、胃壁を保護し、胃潰瘍や胃炎の予防・改善を促す効果がある。
また、鼻の粘膜を丈夫にし、かぜやインフルエンザなどの感染症に かかりにくくする作用が期待できる。

さらに、腎臓や肝臓の機能を向上させる働きがあり、細胞を活性化して、老化を防止するのにも効果的だ。

他に唾液腺ホルモンの分泌を促し、食欲を増進したり、便秘の解消にも有効。

たんぱく質の分解酵素を豊富に含んでいるので、たんぱく質を消化吸収するのを補助、
スタミナの増強にも寄与する。
お酒を飲む人、疲労感や体力の低下を感じている人、かぜをひきやすい人などは、
ムチンは効果的。

また近年、秋田県の特産じゅんさいには、抗酸化物質ポリフェノールが豊富に含まれることが確認され、この成分には動脈硬化のリスク軽減効果が期待できるという研究報告がされた(2011年 秋田県総合食品研究センター調査)。