いよいよ今日、竿燈まつりの開幕。
安全を祈願して今朝の6時から小雨の中、秋田市千秋公園の八幡神社で神事が行われ、竿燈の先端につける御幣(ごへい)と、お守り、お餅が参加町内・団体に渡され受け取ってきた。
竿燈まつりの開会式だ。
秋田県知事、秋田市長、顧問の富樫国会議員らも出席
今年の竿燈の参加38町内。
・保戸野鉄砲町(ほどのてっぽうまち)・新川向南(しんかわむかいみなみ)・泉一ノ坪(いずみいちのつぼ)・上亀之町(かみかめのちょう)・上米町一丁目(かみこめまちいっちょうめ) ・上米町二丁目(かみこめまちにちょうめ)・下米町一丁目(しもこめまちいっちょうめ) ・下米町二丁目(しもこめまちにちょうめ) ・寺町二区(てらまちにく)・柳町(やなぎまち)・川反五丁目(かわばたごちょうめ)・本町五丁目(ほんちょうごちょうめ)
・豊島町(とよしままち)・八日町(ようかまち)・寺町四区(てらまちよんく)・南通り(みなみどおり)・下肴町(しもさかなまち)・本町六丁目(ほんちょうろくちょうめ)
・鉄砲町(てっぽうまち)・四十間堀町(しじっけんぼりまち)・上鍛治町(かみかじまち) ・下鍛治町(しもかじまち) 城町(じょうまち)・室町(むろまち)・馬口労町(ばくろうまち)・向馬口労町(むかいばくろうまち)・西馬口労町(にしばくろうまち)・川口(かわぐち)・登町(のぼりまち)・共和町(きょうわまち)・川口境(かわぐちさかい)・牛島(うしじま)・川尻本町(かわしりほんちょう)・毘沙門町(びしゃもんちょう) 新屋(あらや)・駅東(えきとう)・茨島(ばらじま)・勝平(かつひら)
その他の参加団体
保育所1、小学校5、中学校2、高校1、大学4、職場・団体23
町内・団体で数本出すところもあるので計266本になる。
秋田市は昔、佐竹藩の時代は城下を流れる旭川を境に東の秋田駅側を内町、西の大町・寺町側を外町としていた。
内町は佐竹藩の武士階級の居住地で、外町は職人、町人の区割りだされていた。
そのために、外町の旧町名には 鍛冶職人の 「鍛冶町」、鉄砲職人の 「鉄砲町」、馬市の 「馬口労町」(ばくろうまち)、米の販売の 「米町」、肴(さかな)の市があった「肴町」、お茶さんがあったと思われる「茶町」などの他、お寺が並ぶ寺町などがある。
<秋田市の旧町名地図・グレーが内町、ピンクが外町>
秋田の馬口労町(ばくろうまち)と同じような町には、東京では「馬喰町」(ばくろうちょう)がある。
秋田では、この外町で竿燈が栄えたのである。かつては竿燈は外町のまつりで、佐竹のお殿様に旧歴の七夕の日にお披露目したとされている。
そのために、竿燈会場では入場が完了すると、各竿燈はお城のあった千秋公園の方向に竿燈の先端を向けて演技が始まる。
竿燈を出す町内のひとつに「馬口労町」がある。この馬口労町は3つに分かれる。
西馬口労町、馬口労町、向馬口労町の竿燈会がある。新町名では旭南(きょくなん)地区の旭南小学校前の通りだ。