第二報道部オフサイド日記

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大腸がんでは死なせない

秋田県男鹿市保健センター主催の大腸がん予防講演会が34℃の猛暑の中、男鹿市文化会館で横浜昭和大学医学部 工藤進英教授(秋田県刈和野出身)を講師に迎え、およそ500人が来場して行われました。
大腸がんの初期は自覚症状が無く、血便が出た時には進行している場合が多い。
今後、益々増加傾向の大腸がん。

自覚賞状が無いうちに内視鏡検査をして早期発見すれば100%完治するという。
全国的に青森、秋田、新潟が大腸がんのワースト3。
飲酒、ストレス、運動不足、肥満なども原因だが、世界的に絶対的原因まだはっきりしない。
ワースト3の3県の共通点は何か?
今後も原因追求していくと語った。
予定の時間を30分もオーバーしての熱の入った講演、秋田県民は、もっと自分の健康について考えてもらいたいと締めくくった。最後に会場からの質疑応答では、がんにならない飲酒の適量の質問や、工藤先生から検査してもらった女性からは、検査の時はお尻をむけて検査を受け、工藤先生の顔をしっかり見たことが無いとのことで、当日は会場の最前列に座り、じっくり顔を見ることが出来、感激したとの言葉等があった。
又、男鹿市の一市民からは、渡部男鹿市長も聴講の中、45歳、55歳とかの区切りの年に男鹿市で無料で大腸内視鏡検査を受けられる様にしたらどうか?などの提案も出された。
工藤先生からは何かのきっかけや、区切りの時が検査のチャンスだと語った。かつて工藤先生が先輩の先生に誕生日のお祝いに大腸検査をしてやったら、がんが発見され即、がんを摘出したとの体験談等も講演で話された。


<講演し、秋田の医療の改革に取り組む工藤先生>

 

        
<猛暑の中、立ち見も出るほどの大勢の男鹿市民が講演会に来場した>