第二報道部オフサイド日記

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最後に最高の試合

全国高校ラグビー秋田県予選第3日目
二回戦2試合が秋田市八橋球技場で行われました。

第一試合は秋田中央対大館鳳鳴。秋田中央が大差で大館鳳鳴を下し、秋田高との準決勝に進出。

<秋田中央は大量得点をあげ、準決勝進出>


<健闘するも敗れた大館鳳鳴

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続く第二試合は、2回戦屈指の好カード。この1年間、打倒秋田工業を目標にしてきた創部30年の男鹿工業と大正14年創部の古豪秋田工業の中央地区 新旧工業高校の対戦。
先制したのは男鹿工業。
3点を追う秋田工業は前半11分にフランカー保坂信人が逆転トライ。この保坂の兄は男鹿工・ノースアジア大ラグビー部のOBで男鹿工の内藤徳男元監督の教え子でもあります。
春の総体から見ると、大きく成長した男鹿工業。
秋田工業からすれば、この日の試合は予想外の苦戦。


秋田工業は過去の男鹿工業試合からフォワードより優位と見るや、徹底したフォワード戦にこだわりましたが、男鹿工業のフォワードもディフェンスがよくしのぎ、秋工自慢のバックス展開をよく止め、12―6で秋工が小差のリードで折り返します。
秋工のアップテンポラグビーは、この日は見られません。

<秋田工業を相手に、今年最高の試合を大観衆の前でプレーした男鹿工業(紺と赤のジャージ)」

後半4分には男鹿工業は1点差まで攻め寄り、スタンドの大観衆や応援団も素晴らしい試合展開に大興奮。
試合結果は、秋工が男鹿工のわずかなディフェンスの隙をくぐり、展開し得点を重ねます。
男鹿工業がもっと前へ出るプレーが出来たら、僅差の試合になったかもしれません。
男鹿工業の成長は、何と言ってもコンタクトプレーの成長だと思います。



結局、29対11で秋工が準決勝進出を決め、金足農業との対決に決まりました。
男鹿工ラガーは春からの低迷からよく脱却し、3年生は最後の試合に全校応援と、スタンドの大観衆の中での最高の試合が出来、校長はじめ監督、コーチ、選手、応援団も満足だった事と思います。

                       <全校応援の男鹿工業>

2回戦の結果
 秋田中央86― 0大館鳳鳴(前半24―0・後半62―0)
 秋田工業29―11男鹿工業(前半12―6・後半17―5)

10月22日(土)準決勝組合せ
 13:00 秋田中央ー秋田高
 14:30 秋田工業ー金足農業

勝戦は10月29日(土)14:05
ABS秋田放送テレビで実況中継


一方、秩父宮ラグビー場では関東大学ラグビーリーグ戦、法政大学対関東学院大学の試合が行われ、試合前の両校校歌演奏では秋田育ちの「ジョエル」が法政大学の校歌を独唱。ハーフタイムでも「ジョエル」のオーバーザレインボーの歌が披露され、伯父さんが法政大学ラグビー部OBと、テレビ中継で紹介されました。この伯父さんとは、「ノーサイドの日記」のブログをご覧の方でしたらご存知だと思います。
この試合、法政には後藤賢(4年)、関東学院大には今井隆太(1年)の秋田工業OBがメンバー入りし、大接戦でした。


<試合前に法政大学の校歌を独唱するジョエル(Jスポーツ1より)>
     
<ハーフタイムのショーでは「オーバーザレインボー」の曲を披露>