第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

激震!!

11日の地震と同時に停電し、インフラがストップした。
翌12日、午後6時半に約28時間後に停電が復旧。我が家の近くに火力発電所があるからかも知れない。
更新開始します。そんな中でも10分おき程度に余震が感じられます。
・・・・・・・
昨日の午後2時46分、宮城県沖で発生したM8.8は国内観測史上最大の巨大地震
私はカーナビのテレビを見ながら車の運転中だった。
放送中に異様なアナウンスが入った。「緊急地震速報」だ。

<今日の緊急地震速報

最初は試験放送だと思った。1分もしないうちに車のタイヤの空気が抜けた様な感じになった。周囲が揺れている。建物から人が大勢出てくる。信号が止まり、あちこちで停電だ。
消防車が走る。どこかで火事の様だ。
Uターンして家へ向かった。吹雪模様の天気で、信号が止まっているので渋滞になっている。
それでも無事に家に戻った。
停電だ。真っ暗闇の夜を迎えた。運よく電気以外の水道、ガスは出る。
寒さを守ったのが反射式の石油ストーブだった。余震が度々襲う。

<今回の地震の停電で役立った反射式石油ストーブ

<停電時には、ろうそくと懐中電灯は必需品だ。真っ暗闇での救いだった>
携帯電話の電池の量も少なくなったが、車のシガレットから充電出来、しのぶ事が出来た。
懐中電灯と、ろうそくの不安な夜だが、棚から物が落ちたりはしていなかった。それでも秋田市震度5と記録された。
朝になった。
東京江戸川にいる姉から、運よく電話が通じて入った。
江戸川では棚から物が落ち、タンスも開くほどの揺れだったという。秋田よりも揺れたのかもしれない。


秋田ではコンビ二とスーパー、ガソリンスタンド、ホームセンターには長だの列だ。
幸運にも我が家には冷凍食品の在庫があり、水道もガスも出たので、食事には困らなかった。
営業している手動式に切り替えたガソリンスタンドには数百メートルにも及ぶ車の列だ。中には1台当たりの給油量制限。
コンビにはレジの代わりに、計算機を使っている。
カップラーメン、乾電池はどこも品切れ。
これらも我が家には買い置きがあった。
ニュースは携帯ラジオで聞いていた。携帯のワンセグでテレビのニュースを見ると、バッテリーがなくなるので、車のカーナビのテレビでニュースを見た。車にはガソリンが半分程度あったので1〜2日は大丈夫だと思った。
テレビで見た三陸海岸沿いの八戸、岩手、宮城、福島の被害状況を見て唖然とした。
現実のものとは思えなかった。まるで空想の映画の様だ。
1000人を超える死者。まだまだ犠牲者は増えそうだ。
ちょうど1ヶ月前に、高校ラグビー東北新人大会で三陸海岸に行ったのだ。
被害地の方には心よりお見舞い申し上げます。
海外の多数の国からも支援の声が上がっている。

※今回の地震を経験し、改めて災害時の準備品をピックアップした
1.車のガソリンが半分以下になったら、給油
2.携帯電話の充電は、常にしておく。(車からの充電器を備える)
3.ローソク・懐中電灯(一人1個)
4.カセットコンロとボンベ
5.携帯ラジオ
6.断水時用ポリタンク
7.北国では停電時、反射式石油ストームが威力を発揮
8.用式便器には停電時にタオル生地の便座カバー(寒いとき)
9.カップラーメンなどの保存食 等々

固定電話、携帯電話は通話規制が行われるので、携帯電話のメールが比較的通じる。
今回の地震で、携帯電話はソフトバンクが比較的通話状態が良かった感じであった。
こうしている今も、震度2〜3の余震が秋田でも感じられる。
灯具が揺れ。カレンダーも揺れる。
秋田は津波の被害が無かった様だが県内全域で24時間以上にわたって停電だった。
水道・電気・ガスとなれば、一番必要性があるのは「水」であろう。
災害に遭うと我々は普段、いかに無防備で贅沢な生活をしているのだろうと思う。
今後、大規模な余震が無い事を願っている。