夜、窓を半分開けて寝たら、深夜に肌寒さと、虫にさされたかゆさで目がさめた。
鈴虫の声が聞こえる。
熱帯夜からの開放だ。秋が確実にやって来ている。
しかし、今日も最高気温は３０℃を超えそうだ。
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「損して得とれ」
ことわざであるが、今の若い人には意味不明であろう。
妻は毎晩韓国ドラマをビデオにかじりついて見ている。アナログ派だ。
そのビデオのデッキが突然と電源が入らなくなった。２００３年製だ。
妻は私に抗議してきた。故障は私のせいでは無いのに・・・・。
女性は夢中になっているものが途切れると、夫のせいにするらしい。
最近は、電気製品が故障すると、修理するより買った方が得な場合も多い。
しかし、今はビデオ単独のデッキはほとんど販売されていない。ビデオ＆ＤＶＤとの一体型で、価格もＤＶＤ再生専用で１３．０００円ほどだ。
一応、秋田市山王の電気製品修理専門の「ミスターコンセント」に猛暑の中、車を走らせた。
しかし、店は６月２２日で閉店し、修理は隣の「ケーズデンキ」で扱うとの看板表示があり、ケーズデンキに行った。修理費が８，０００円〜１０，０００円程度かかると言われ、とりあえず持ち帰った。
しかし、家では韓国ドラマの鬼が待っている。
次の手を考えた。「そうだ！リサイクルショップへ行ってみよう」と。
方向を北北西ヘ変え、リサイクルショップ「オキドキ」へ向かった。
運良く同じメーカーの機種で、しかも年式も１年新しいビデオデッキがあった。その上、値段が４，８００円。ビデオデッキは互換性の関係で、メーカーが違うと微妙に（トラッキング）画面がちらつくので、同じメーカーのものが欲しかった。
６ヶ月保証付の中古ビデオデッキにありつけた。
その２日後である。
今度は、私専用のデジタルＤＶＤデッキがディスクを読み込めない状態に陥った。
もしかしてデッキのヘッドに汚れが付着しているかもしれないと思い、ヘッドクリーナーを買おうとしたが、時刻は午後１０時を過ぎている。
息子から、「ドンキホーテー」なら２４時間営業だから売っていると言われ、やむなくドンキホーテーへ向かった。往復１時間はかかる。
車で５分ほど走ったら、目の前にレンタルビデオ（今はレンタルＤＶＤ）の「ゲオ」の看板が目についた。深夜まで営業している。きっとここならヘッドクリーナーは売っているはずだと思い、店内へ入ったら、案の定あった。価格は１，２８０円。
買おうとした時であった。スタッフの一人が、ＤＶＤをレンタルすればヘッドクリーナーを無料で貸してくれるとの事であった。
しかし、私はゲオの会員では無いと告げたら、入会金無料との事であった。
それではと、ゲオの会員になり、ＤＶＤを借りる事にした。
なんとＤＶＤ１枚１週間のレンタル料が８０円なのだ。
結局、ＤＶＤ１枚をレンタルし、ＤＶＤのヘッドクリーナーを無料で借り、入会金無料で会員になり、合計８０円で済んだのだ。（ちなみに借りたＤＶＤはキムタクのＴＶドラマ「ヒーロー」だ）
翌日、ビデオデッキを買ったヤマダ電機で点検してもらったら異常無かった。
原因は、この暑さで過熱したらしい。電源を抜いて、しばらく放電すると直る場合が多いと言われた。
一昨年１２月３１日に買ったものでメーカー１年保証期間は過ぎていたが、５年間の長期保証に入っていたので、なおさら安心だった。
「ミスターコンセント」→「ケーズデンキ」→「オキドキ」→「ゲオ」→「ヤマダ電機」→得をとるためのスタンプラリーの様だった。
