第二報道部オフサイド日記

秋田の話題・お祭り・風景・秋田のラグビーの紹介

懐かしの「メディカルストリート」


<今も残る「安田内科」の建物・左が当時の入院病棟、右が佐々木家跡>

<建物の外壁はツタが張り巡らされている安田内科の建物>


私が度々通る道に秋田市の「中通」地区がある。哲兄いの「ノーサイド」に隣接する地区だ。
私はこの地区で生まれ二十歳過ぎまで育ったところだ。秋田幼稚園(当時は南通りの焼肉 大昌園の隣にあった・通称一番町と言った)、中通小学校、秋田南中学校と進んだ。
幼少のころ料亭「あきたくらぶ」(現在の華のゆの場所)の庭園で「チャンバラごっこ」をしてよく遊んだものだ。この「あきたくらぶ」は佐竹藩主の時代、佐竹家の米蔵だったと聞いている由緒ある料亭だった。家族とも親しく、幼なじみでもある。
その「あきたくらぶ」の横の通りには「安田内科」「川原田外科」「五十嵐小児科」「湊小児科」と100メートルほどの間に4件の病院が立ち並んでいた。現在は「湊小児科」だけになっている。今流で言えば「メディカルストリート」とでも呼ばれるのだろうか。我が家の兄弟は幼少のころは「五十嵐小児科」にお世話になった。
そのメディカルストリートに昭和初期に建てられたと思われる「安田内科」の建物が今も形が残っている。当時の診療所と入院病棟の建物だ。その間に「佐々木家」の建物がある。現在、敷地は駐車場になっており管理人さんがいる。たまたまその管理人の方と話す機会があり、当時のこの辺にあった「東映」「国際劇場」「新東宝」の映画館の話など昭和30年ごろの昔話が出来た。
秋田市のど真ん中にこの様な建物が残っているのは珍しい。